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白い兎が逃げる (カッパ・ノベルス)

白い兎が逃げる (カッパ・ノベルス)

白い兎が逃げる (カッパ・ノベルス)

作家
有栖川有栖
出版社
光文社
発売日
2003-11-18
ISBN
9784334075446
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白い兎が逃げる (カッパ・ノベルス) / 感想・レビュー

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まる

一気読み。表題作の鉄道ミステリーは、書かれた時の時刻表が手元になければ絶対に無理だよなーと思いつつ、普段から特に推理をするわけではない私には面白かったです。「地下室の処刑」はドキドキしました。シャングリラ十字軍は今後も登場するのでしょうか。「比類のない神々しいような瞬間」もなかなか印象に残りました。暗号の答えが知りたいのにどんどん事件が展開するのでどうなるのかと…答えを聞いてもそりゃわからないわ!って感じですが(笑)全体通してアリスと火村先生が相変わらず仲良しで何よりです。

2016/02/26

おかむー

有栖川作品には詳しくないのだけれど、この短編集の火村助教授は本来長編シリーズなのかな?ミステリの仕掛けとしては興味深くはあるけれど、本シリーズを読んでいないので登場人物の個性が掴みづらくて読んでてもそこはかとない疎外感が(笑)。『可もなし不可もなし』。なかでも表題作は2時間サスペンスでお馴染みの時刻表トリックなのだけれど、土地勘もなく電車にもこれといって興味が薄い人間からしたら、なんだかよくわからないデンシャの名前と時刻が羅列される部分は高校序盤で離脱した数学の教科書と大差ないのだよ←なぜかえらそう

2014/08/22

あむぴの

表題作の中編と短編集。中編「白い兎が逃げる」では、時刻表を使ったアリバイトリックが登場。このアリバイを崩していくところが、ドキドキした。2段組でボリュームがあった。初出:「ジャーロ」「週刊アスキー」 2003年11月、光文社ノベルス。

2016/03/31

かさお

ミステリーの定番でテッパン、火村&アリス。やはりこのコンビ好きだわ〜、年代的にしっくりくるというか落ち着くというか。4つの中編集。分かってしまえば、「ああ、なんだ」なんだけど、勝手に複雑化させた考え方をするもんだから、ちっとも当たりやしない😅表題作の兎にしても、ハチヤのカタカナ表記が怪しいと取り憑かれ、沼にハマっておりますと、予想外の展開とオーソドックスなトリックに啞然。なるほど、気づき、って天啓かアリスを眺める火村の脳の活性化なのか、はたまた、3つめの「比類のない神々しいような瞬間」なのか。。

2021/07/03

タカギ

「不在の証明」「地下室の処刑」「比類のない神々しいような瞬間」の短編が3編+中編の表題作の4編。意外な動機がテーマの「地下室の処刑」が良かった。〈シャングリラ十字軍〉てどこかで見かけたな、と思ったら、あとがきに『暗い宿』に収録の「異形の客」に登場していたと書かれていて、すっきりすることができてありがたかった。「比類のない〜」の血文字のダイイングメッセージは今では結構メジャーになったなーと思った。最近はテレビドラマでも扱われていたりする。二段構えになっていて後のほうがメインだからさすが有栖川先生。

2020/11/13

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