殺生石 (カッパノベルス)
殺生石 (カッパノベルス) / 感想・レビュー
ナチュラ
富樫倫太郎さんの面白さが一冊に凝縮したような作品。 舞台は幕末の戊辰戦争末期の蝦夷地(北海道)。 ドラゴン(金毛九尾の狐)を蘇らせ、王国を築こうと企てるサンジェルマン伯爵と、その計画を阻止しようとする陰陽師(安倍泰成) 【この二人は何年生きてるんだ?】 更に幕末の志士「土方歳三」とアイヌ民族の勇者が加わり、壮絶な戦いが繰り広げられる 【幕末オカルト奇談】とでも言うべき物語。 富樫さんの描く「土方歳三」がたまらなくカッコイイ。 また、当時のアイヌ民族に対する差別は酷すぎて考えさせられるものだった。
2014/08/29
のんの
読まずに置いておいた本だけど、最近、殺生石が割れたニュースが報道されてたので、読んだ本。思ったよりも面白かった。幕末~明治にかけてが舞台だけど、知ってる歴史上の人物が出てきて、ファンタジーしてると楽しいな。
2022/03/14
ねぎまぐろ
★★★★
2022/01/19
臓物ちゃん
玉藻前はドラゴンだった!北海道に封印されたそのドラゴンを求めて、幕末日本にサンジェルマン伯爵率いる邪悪な吸血鬼軍団が上陸!……てな感じに箱館戦争にオカルトをぶちこんだ伝奇小説、設定だけなら面白くなりそうなんだけど、うーん……大法螺を歴史の中で展開するための肉付けがどうにも薄いせいか、内容も薄めで、ちとがっかり。どうせなら吸血鬼とヒグマを戦わせてほしかった。まあまあの一冊。
2018/12/09
辺野錠
幕末日本にサン・ジェルマン伯爵とカリオストロと殺生石と陰陽師と土方歳三とアイヌとてんこもりで小説。テンション高い設定だけど話は何だか淡々と進むなあと思った。
2013/05/19
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