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ゴーレムの檻 (カッパノベルス)

ゴーレムの檻 (カッパノベルス)

ゴーレムの檻 (カッパノベルス)

作家
柄刀一
出版社
光文社
発売日
2005-03-25
ISBN
9784334076061
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ゴーレムの檻 (カッパノベルス) / 感想・レビュー

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紅はこべ

初老の紅茶好き博物学者宇佐見薫博士が探偵役の連作短編集。アリスのキャラが下敷きなのは明白。シリーズものだが、前作未読なので、巻頭作で博士がいきなり過去にトリップしたのに驚き。読んでいくうちに、はかせにはそういう能力があるという設定のミステリだと判明。奇抜な設定で読ませるミステリ。舞台が異国だったり、過去だったりして、事件現場やトリックの説明がややわかりにくいのが難点。単に私の読解力不足か?ミステリファンのみを対象とした純粋ミステリという印象。

2010/04/25

yucchi

【図書館本】『密室ミステリの迷宮』で紹介されていたファンタジー&ミステリ短編集。幻想世界と現実を行き来する宇佐見博士が謎に迫っていく。ファンタジーは正直あまり好きではないけど、ミステリ部分は充分満足。『ゴーレムの檻』と『太陽殿のイシス』は似たような状況ながら全く違う真相になっているのが面白い。ラストは続きが気になる終わり方。宇佐見博士...Σ(゚Д゚;)

2014/08/16

有理数

初柄刀。探偵役の宇佐見博士が唐突にファンタジックで奇妙な異世界に飛ばされたりする本格ミステリ短編集。微妙に状況が想像しにくい気もしましたが、エッシャーの騙し絵をモチーフにしたり、箱に入った男が双子のどちらなのかを推理するシュレディンガーのモチーフなど、題材や発想、設定が魅力的。不思議な本格だなあ。個人的には「太陽殿のイシス」があまりにも素晴らしい。これは表題作の鏡合わせのような一作ですが、舞台がトリックに奉仕し、トリックが世界に奉仕する、犯人を高次元へぶち込む本格。うぎゃーすごい。

2014/11/06

悪者みきこ

姉が柄刀好きだからうちに柄刀ほとんどあるのに何故かあんまり読まない。難しくてねむねむ。

2019/03/04

おふねやぎっちらこ

図書館に予約したらすぐに借りることができて、その後何回も延長が可能で、2005年の初版にも関わらず、新品同様もしかしたら、私が最初の借主かもくらいである。何を言いたいかと言えば、それだけ人気がないのねという事です。内容はそこそこ面白いけど人に勧めるほどじゃないかな〜

2023/12/24

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