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ルパンの消息 (カッパノベルス)

ルパンの消息 (カッパノベルス)

ルパンの消息 (カッパノベルス)

作家
横山秀夫
出版社
光文社
発売日
2005-05-20
ISBN
9784334076108
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ルパンの消息 (カッパノベルス) / 感想・レビュー

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takaC

手を入れたとは言え、処女作はやはりそれらしい。とは言え、なかなかの読み応えだった。15 年前の事件の真相は見抜けませんでしたが、美形の婦警さんの方はかなり早い段階で気がつきました。

2007/10/03

takaC

光文社文庫を読む前の予習のつもり。前回この本を読んだのが10年も前だから。

2017/01/31

Natsuki

良い意味で、なんて鼻息の荒い作品なんだ☆という印象。出だしから否応なしに引きずり込まれました。15年前に自殺と思われていた一件が一転して他殺濃厚となり、更に迫り来る時効成立のタイムリミット。同時進行で行われる参考人達の取り調べに、それぞれの刑事たちが仕掛ける心理戦。読んでいるこちらまでついつい前のめりになるくらいの緊張感と焦燥感。少々盛り込み過ぎと感じるのは、デビュー作ならではの力みでしょうか(^^;文章から立ち上るかのような熱気と息苦しさはさすがお見事です☆

2017/04/26

オーウェン

横山さんのデビュー作。それを改稿して新たに出版となった運び。タレコミ情報から始まる物語。15年前に自殺として処理された案件が、殺人事件ではないかというもの。関係者によるルパン作戦から派生した学校内での事件。そして時効まで24時間という状態。横山さんはデビュー時からやはり警察ミステリになっていた。複数の人物が絡むが、不思議と目立つのは警察側ではなく、15年前に関わった人物たち。 どれもが傷を抱えており、無駄な人物はいない。犯人による動機も中々の愉快犯であり、有用な答えを出す婦警の存在に救われた感じのラスト。

2021/06/09

ばりぼー

再読。ツッパリ高校生トリオの期末テスト奪取計画に、あの3億円事件を絡ませたデビュー作。横関大氏に「ルパンの娘」があるので、つい「ルパンの息子」と読み間違えてしまいます(笑)。「『昭和』という時代が匂い立つ」と惹句にありますが、もう至る所からプンプンと(笑)。女の子を呼ぶのに「おケイ」だとか、「レッツラゴー」だとか…(笑)。時効1日前のタレコミ、15年前の事件を語るキタローの鮮明すぎる記憶など不自然さはあるものの、畳みかけるサプライズの連続だけでなく、再読に耐えうる人間ドラマを兼ね備えた秀作です。

2016/12/15

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