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エデンの命題 The Proposition of Eden (カッパノベルス)

エデンの命題 The Proposition of Eden (カッパノベルス)

エデンの命題 The Proposition of Eden (カッパノベルス)

作家
島田荘司
出版社
光文社
発売日
2005-11-22
ISBN
9784334076221
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エデンの命題 The Proposition of Eden (カッパノベルス) / 感想・レビュー

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ソラ

内容(「BOOK」データベースより) アスペルガー症候群の子供たちを集めた「地上の楽園」、アスピー・エデン学園から、一人の少女が消えた。残されたぼく、ザッカリ・カハネの元に届いた恐るべき文書「エデンの命題」。そこに記されていたのは、選民思想に取り憑かれた一族の忌まわしき野望と、アスピー・エデンの恐怖の実態だった。生きるために、殺されないために、アスピー・エデンを脱出したザッカリを待ち受ける驚愕の真実とは何か

2009/01/11

Sizenote

[★★★★☆]さすが島田荘司というストーリーテリング。ネタの見せ方が非常に巧い。フィクションと分かっていても引き込まれるリアリティは、裏付けとなる情報量の賜か。時代の先端科学を扱ったミステリーは、消化しきれていない感じや無理矢理感を感じたり、そのネタに負けているなと感じることも多いが、そういう違和感も感じさせない。ほんとこの人の旺盛な知識欲と表現力は底知れない。

2009/05/20

聖月

◎副題に“推理中編集”とあるように、表題の「エデンの命題」と「ヘルター・スケルター」の二題が収められた中編集である。『摩天楼の怪人』では、トリック島田荘司はもうこりごりと思った評者なのだが、この2編は大変によろしい。ミステリーではあるのだが、トリックに軸足を置いていないので、物語が紡がれて流れていく。読む者は、その展開に心地良く面白く身を委ねているだけでいいのである。楽しい小説である。そういう小説を読みたい方は・・・読むべし。

2006/01/17

ホームズ

『エデンの命題』『 ヘルター・スケルター』どちらも近未来的な雰囲気をだして騙された感じ(笑)頭では不可能ってわかってるが、なんとなく小説にされると受け入れちゃうね(笑)

2008/10/15

patapon

「エデンの命題」旧約聖書、ユダヤ教、クローン技術をからめあわせた力技。周囲に振り回されるザッカリの様子がちょっとドグラマグラのよう。「へルター・スケルター」トマスの起こした事件の詳細はどれも吐き気がするほど醜悪で読み返したくはないけど、脳の働きからドクターが解説する場面は読みごたえあり。

2020/07/06

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