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オイディプス症候群 (カッパ・ノベルス)

オイディプス症候群 (カッパ・ノベルス)

オイディプス症候群 (カッパ・ノベルス)

作家
笠井潔
出版社
光文社
発売日
2006-10-21
ISBN
9784334076412
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オイディプス症候群 (カッパ・ノベルス) / 感想・レビュー

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やっす

シリーズ四作目の『哲学者の密室』を飛ばして先にこちらを読む。何はさておき読み終えたという達成感が半端ない。w 孤島のクローズドサークルと、限られた登場人物の中で起こる奇怪な連続殺人とくれば面白くないわけがないのだが、事件の合間に挟まれる哲学的な論争やギリシャ神話を巡る解釈などに興味を持てない自分にはこれらが邪魔に感じられて、物語のテンポが著しく阻害されている様に思えて仕方なかった。死体の装飾を巡る推理や、凶器の謎から犯人Xの正体を論理で詰めていく過程も好みだし、クローズドサークルを形成した理由なども→

2016/10/24

藤月はな(灯れ松明の火)

館シリーズと「そして誰もいなくなった」の融合。語られる薀蓄はオイディプス症候群=AIDS、同性愛と社会、父殺しと近親相姦の「オイディプス」などのギリシャ神話の複合的解釈などと合わせて「哲学者の密室」のテーマも盛りだくさんで満足です。「ダジールはフーコー」と哲学者のモデルに見当をつけるのも楽しくなってきました^^愛情において男と女に生じる地位の差には「同性愛をテーマにした本を人々が読むのは同等の立場から社会のまなざしから生じる差ではない愛をかくにんしたいからではないか」と考えずにはいられませんでした。

2012/03/02

takeapple

矢吹駆シリーズ第5弾、今度は、HIV、エボラ出血熱、細菌兵器、同性愛、ギリシャ神話、フーコー、転向、復讐といったところかなあ。いつものように読み応え十分で、面白かった。それにしてもナディアは気の毒な役回りだと思う。

2018/01/11

ソラ

内容(「BOOK」データベースより) ナディア・モガールと矢吹駆は、ウイルス性の奇病に冒された友人の頼みで、彼の師であるマドック博士に資料を届けるため、クレタ島南岸に浮かぶ孤島、「牛首島」へと向かう。牛首島にある不思議な建造物「ダイダロス館」を訪れた十人の男女を次々と襲う、奇怪な連続殺人の真相とは 内容が濃くて自分の読書力が読みこなせないとわかっていても読んでしまうんだよなぁ、このシリーズ。

2009/10/06

ソラ

【再読】

2019/09/16

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