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心臓と左手 座間味くんの推理 (カッパ・ノベルス)

心臓と左手 座間味くんの推理 (カッパ・ノベルス)

心臓と左手 座間味くんの推理 (カッパ・ノベルス)

作家
石持浅海
出版社
光文社
発売日
2007-09-21
ISBN
9784334076610
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心臓と左手 座間味くんの推理 (カッパ・ノベルス) / 感想・レビュー

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Satomi

沖縄で起きたハイジャックで犯人と対峙した座間味くん。あれから11年…。「月の扉」で私の心を鷲掴みにした座間味くんのシリーズ第2弾!大迫刑事と美味しそうな食事をしながら解決した過去の事件の真相を暴き刑事を青くさせるというパターンの短編7話。正義感溢れる凛々しさは相変わらずで切れ味抜群の推理は更に磨きがかかり私を唸らせる~!!「月の扉」の時の刺々しさがなくなり結婚もして娘までいて立派なステキな大人の男になった座間味くん。やっぱり好きだけど…ちょっとおとなくしなっちゃって淋しくもある。

2016/03/18

ばりぼー

「月の扉」の座間味くんが再登場し、論理のアクロバットを堪能できる短編集。これは綱渡り程度の危なっかしいものではなく、空中ブランコ級の大技ですね、ぶっ飛んでます。テロリストや過激派、新興宗教などがからんだ、本格推理とは無縁の特殊な事件ばかりを扱いながら切れ味抜群のロジックを楽しめます。が、いくら「終わった」事件とは言え、警察関係者が民間人に機密情報を漏らして大丈夫なのか?しかも事件の真相がこんなにひっくり返ってしまったら、後始末はどうするのか?警察のメンツ丸潰れ?と余計な心配をしてしまいました。

2014/08/29

瑞佳

<座間味くんシリーズ>2冊目。こちらは『月の扉』の後日譚を含めた珠玉の短編集。切れ味は鋭いです。もうわたし血だらけ。すでに終わったと思われていた事件も、座間味くんのフィルターを通すとまったく違った景色が見えるフシギ。本を通して一緒にお酒を酌み交わしながら、同じお料理をいただきながら、推理を聞くというのはなんとオツなことか。一話ずつ読み終えるごとに、わたしもなんだかいい感じにほろ酔い気分になりお腹もすっかり満たされたようだ。「ごちそうさま。あー、おいしかった」そんな気持ちです。

2017/03/08

しょこ

"警視庁の大迫警視が待ち合わせ場所に到着したとき、彼はすでにそこにいた。新宿の大型書店。"このお決まりのフレーズと共に、彼らはその日の気分でおいしい食事とお酒の席に着き、すでに解決済みの事件について語る。警察にはない視点による座間味くんの推理がキレっキレで、警察の捜査が短絡的にさえ感じてしまう(>_<)その推理の余韻もまた味わい深く、面白いシリーズだな~☆座間味くんの私生活を垣間見れるのも嬉しいところ。まだ続編がある…楽しみだー!『月の扉』を読んでから読むのがおすすめ。

2017/07/19

ピップ

座間味くんシリーズ2作目。短編集。すべて大型書店で待ちあわせ、居酒屋に移動して事件の話をする形式。ほぼ終わった事件なのでスリルはないけど、居酒屋での会話はまったりとしてて楽しいです。各話は短めで、真相を解く鍵もすべて説明されているので、推理ゲームとして楽しむのもよさそう。『月の扉』のその後を読めたのも嬉しいです^^

2022/04/30

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