天鳴地動(てんめいちどう) アルスラーン戦記14 (カッパノベルス)
天鳴地動(てんめいちどう) アルスラーン戦記14 (カッパノベルス) / 感想・レビュー
まりも
シリーズ最新刊はラジェンドラ率いるシンドゥラ軍と敵国チュルス軍がナルサスの策により、ペシャワール城で魔軍と戦うことになるところから始まる話。微妙。登場人物が次々と死んでいくのは、仕方が無いと思うけど殺し方があまりにも雑すぎる。十六翼将と呼ばれた人たちが名無しの兵に殺されたりするのは正直納得出来ません。ヒルメスの話も含めて投げやりとしか思えない雑な展開でガックリしました。物語の展開も遅いし、第一部のようなワクワク感と勢いがなくなってしまったのは本当に残念。次巻で盛り返してくれることを期待してます。
2015/10/05
as
くっ、前回までのあらすじがない。恐る恐る読んでみる。あら、何と無く憶えてるじゃありませんか。勿論、誰?や何処?は有りますよ。でもね、多分作者も気を使ったんだと思いますよ。主要人物は、ほぼ全員出番が有ります。その中で一人可哀想なのは銀仮面卿。職業「旅人」になってしまいました。でもスキル「神出鬼没」はこの方が発揮できますから結果オーライなのでしょう・・・多分(国盗り描写が面倒くさくなったのかな?)。さて今回は主要人物が数名お亡くなりになりました。思い出される「銀英伝」の悪夢・・「皆殺しの田中」復活でしょうか?
2014/07/01
おかむー
「よし十六翼将が揃ったぞ、これで心置きなく召せるな」という田中芳樹のつぶやきが聞こえてくるようだ。『もうすこしです』。「いよいよ物語は最終盤」とのことだが、主軸のパルスは災害とか戦とも呼べない受身の魔族襲撃で消耗戦。復活したへびおーさんは「ゴゴゴゴゴ・・・」してるだけでほったらかし。順調にみえたヒルメスの国盗り物語は見せ場もなくあっさりと。気を吐いてるのはイルテリシュひとりぐらいですごくぱっとしない展開だったなぁ。なんだか「一部で終わらせとけば名作だったね」な未来がそこはかとなく浮かぶんですが( ̄▽ ̄;
2014/10/13
H29リオのカーニバル
この物語の凄い所は、軍記物語風、歴史物語風のリアル感を出しながらも、蛇王ザッハークや魔法の登場にリアリティが破綻しないところだと思う。ベルゼルクでも、グリフィスが世界に魔界を引き込んでからストーリー展開に苦しんでるように感じられる。でも、アルスラーンの宿将達がバタバタと命を落として行く様は胸に痛い。もっと死に様にドラマがあってもいいのになあと思ってしまう。
2014/10/01
よっち
パルスが魔軍襲来でボロボロになったペシャワール城を放棄、そこにナルサスの思惑通りにシンドゥラが入城、そこから各国の動向が語られていくお話。空から飛来する魔軍は強力で、対策を講じるパルスでも犠牲は避けられず、周辺国含めた動向に大きく影響を与えてしまいそうです。そして前巻に続いて十六翼将にも次々と犠牲者が…覚悟はしていたものの、物語をどうやって終わらせるつもりなのか考えてしまいました。久しぶりの刊行だったので、こんな話だったなと思い出しながら読みましたが、次巻はもう少し間置かずに出てくれるといいですね(苦笑)
2014/05/15
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