能登花嫁列車殺人事件 (カッパ・ノベルス)
能登花嫁列車殺人事件 (カッパ・ノベルス) / 感想・レビュー
夢追人009
カバーに本書の英訳題名「ザ・マーダー・ケース・オブ・ブライド・トレイン」とさり気なく書かれているのが新鮮でした。十五年前に撮られた映画「北の城の花嫁」の主演女優・宇野喜代子が観光列車「花嫁のれん」車内に花嫁姿で現れ七尾で下車した後に殺される。映画「北の城の花嫁」と大物政治家を巡る陰謀の物語は良いですが被害者・宇野喜代子の心理を十津川警部が深く掘り下げて解明してくれないのが不満でした。それに娘の「小賀れいら」も母の死に悲しみを見せないのも解せませんね。著者には事件の総括をもう少し丁寧にして欲しいと望みます。
2018/07/19
たかひー
★★ なかなかなぁ。自分の嗜好が変わったのか、あまり楽しめず。列車は単に舞台として登場するだけだし。事件の手がかりや謎もトントン拍子で明らかになっていくし、きちんと解決されないまま物語が終わってしまうし。
2021/06/25
エム
学生時代の4年間を金沢で過ごし、能登も知らないわけではないので、楽しみにして読み始めたが、結局なんだかよくわからない、思っていたのとは違う方向のお話でかなりガッカリ。 収穫は、花嫁のれんという列車が本当にあるということを知ったぐらい? 鉄道ミステリー、嫌いじゃないので手に取りましたが、鉄道、全然重要じゃないよね?みたいな。
2022/03/31
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