不思議の国の猫たち: 12点のアンソロジー (光文社文庫 に 3-1)
不思議の国の猫たち: 12点のアンソロジー (光文社文庫 に 3-1) / 感想・レビュー
あつひめ
タイトルにひかれて手にした一冊。それが思いの外すごかった。ミステリー、メルヘン、SF、漫画、落語。いつ冊で落語と漫画と小説が読めてしまうんですよ。芥川龍之介と水木しげるが一度に楽しめてしまう。こんな素敵な本は初めて。水木さんの絵は何度も見てるけどゾクッとしちゃう。猫好きさん、ぜひともお試しをー。西東登さんの猫の年齢が印象に残りました。
2014/06/20
harupon
立風書房1980年8月刊。41年前の本です。西東登、眉村卓、芥川龍之介、川又千秋、古今亭志ん生、吉行理恵、水木しげる、小泉喜美子、星新一、あまんきみこ、仁木悦子、日影丈吉。猫を題材にした小説・落語・漫画12話で1冊でとても贅沢な読書になりました。面白かったです。特に気に入ったのは「復讐は彼女に」小泉喜美子、「誘拐者たち」仁木悦子、「ねこ忍」水木しげるの3作品。編集後記として仁木悦子さんが12話の解説をしています。図書館で借りた昭和60年発行の文庫本は劣化が激しく多くの読者が借りてきたのだと思います。
2021/12/12
timeturner
古今亭志ん生、水木しげる、小泉喜美子、星新一、あまんきみこ、日影丈吉━━SF、童話、漫画、落語、ミステリーなどさまざまなジャンルをカバーした猫アンソロジー。「もふもふ」や「ほのぼの」を求めると裏切られるかもしれないが面白いものばかりだ。
2021/10/29
くらよん
日本初の、猫アンソロジーだそうで。猫をテーマとした短編が12種。 眉村卓「ピーや」と川又千秋「猫文法」小泉喜美子「復習は彼女に」が結構心に残った。
2014/05/27
ちょん
「猫は男が帰ってくるのを信じていた。だから待っていた。一心に、猫は男が現れるのを待った。」眉村卓・ピーや わずか5ページでこんなに泣けるとは…(;_;)
2014/03/05
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