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死者が飲む水 (光文社文庫 し 5-2)

死者が飲む水 (光文社文庫 し 5-2)

死者が飲む水 (光文社文庫 し 5-2)

作家
島田荘司
出版社
光文社
発売日
1987-05-01
ISBN
9784334705121
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死者が飲む水 (光文社文庫 し 5-2) / 感想・レビュー

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kamietel

★★☆☆☆今となっては吉敷シリーズでお馴染みの札幌の牛越刑事が主人公の作品。スピンオフかと思いきや、吉敷シリーズ刊行前の、島田氏著作3作目という初期の作品でした。のちに社会派旅情ミステリーとして定着する吉敷シリーズですが、この作品ではまだまだ手探り感があるような印象です。推理の為の材料が横並びに羅列されているような感じなので、朴訥とした牛越刑事の人柄も相まって、盛り上がりを欠いたまま終わってしまったのではないでしょうか。しかし、後の吉敷シリーズに活かされているので、非常に意義のある作品ではありますが。

2019/10/21

すきま風

吉敷シリーズを最近読み始めたので馴染み深い牛越刑事が主人公。御手洗シリーズでも登場しているようだが、読んだのが大分前過ぎて覚えていないのが惜しい。御手洗や吉敷ほどには華がない主人公だけど、容疑者の検討も全くつかないお手上げ状態から犯人の特定までの粘り強い調査が身を結んだ時、自分までほっとしてしまった。犯人の動機が何だか切ない。親が先生だったら、いの一番に我が子を助けるのは罪なのか?自分の子供が助かって、他の子供が助からなかったらやはり非難されるのか。色々考えさせられた。

2013/01/23

錯乱坊

今となっては古典となったトリックがメインの作品です。装丁から吉敷刑事シリーズかと思ったら、吉敷シリーズにもたびたび顔を出す牛越刑事が主人公の作品でした。基本御手洗シリーズのようなあざとさのない十津川警部ものに近い印象の作品です。

y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)

著者三作目。これはこれで面白い。

2019/03/17

二葉

何年ぶりかの再読。作者の代表作である初期の御手洗シリーズから、吉敷デビュー作の谷間の作品でどうしても地味な印象があるが、島荘らしい読み応えある作品。こうゆう弱者を描かせると、作者のメッセージが強く印象に残る。

2017/01/08

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