マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫 や 7-6)
マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫 や 7-6) / 感想・レビュー
goro@80.7
特注仕様のモンスターセドリックパトカーに追われ事故死した友達のために復讐をたくらむ仲間たち。70年代ハマの若者の感じが乾いたATG映画のよう。じめじめべたべたしないけど離れられない。仲間とはべつな人間関係のシーンがそれぞれ鮮やか。マドンナ的な礼子の最後の話が各人違うのがキャラクターを表しているようで面白い。
2023/03/02
とも
★★★★☆渋い!としか言い様がない。時代は戦後の雰囲気も残る高度成長時代。主人公たちは、その時代の不良少年が大人になりけたリッチな若者でポルシェやキャデラックを乗り回しながらも死んだ連れの死亡原因を探るという、ハードボイルド。時代は変われど、その頃の気持ちは未だ変わらず。郷愁が蘇る1冊。
2014/08/26
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