死ぬには手頃な日 (光文社文庫 や 7-8)
死ぬには手頃な日 (光文社文庫 や 7-8) / 感想・レビュー
わしきざらし
この小説は表題作のスペインを始め、シンガポール、マレーシアなどが舞台。もちろん横浜も。国境を越えても、車、気の強い女、美味しそうな酒、それらをまとめるシャレた会話がその時代の空気と共に味わえる。そしてただシャレてるだけじゃなく、辛口の仕上がりになっているところもまた味わい深い。この本の表紙は内容にぴったりの素敵なものになっているのに見られないのは残念だ。
2009/07/02
kirin90495163
日本だけでなく、スペインにシンガポールやマレーシアもお話の舞台になってるハードボイルド小説。洒落た会話やお洒落な車、米軍基地に屯する若者達。その時代を知ってたらもっと面白いと思うけど、今では想像するのも難しかったです。日本国内より海外でのお話の方が面白く感じたのも、そんな理由かも。面白くないわけじゃなくて、その時代に生きて読みたかった小説です。
2019/07/27
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