ささやかな復讐 (光文社文庫 さ 3-27)
ささやかな復讐 (光文社文庫 さ 3-27) / 感想・レビュー
dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない
わたくしのささやかな復讐はこれで終わりました。痴情、愛情、そして憎しみ。様々な人間の感情に起因して起こってしまった事件。その果てに残る空しさ。淡々と進んでいく文章の中にあるなんとも言いがたい雰囲気が漂う。 反復は空しいの一言。そこに至るために、捨ててしまったものを考えると本当に最悪の結末だと思う。取り残された、あるいは途方にくれると言う表現がぴったり。
2018/10/20
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