小樽殺人事件 (光文社文庫 う 1-7)
小樽殺人事件 (光文社文庫 う 1-7) / 感想・レビュー
あつひめ
起承転結で、事件の真相もまた事件に関わった人たちの気持ちも漏れることなく読者に伝わるところが安心して読める・・・ということなのかもしれない。読後にモヤモヤ残らないのはとてもありがたいことだと私個人としては感じる。随所にお約束通りのやり取りがあるのも、日本人向けかもしれない。冬の小樽。鈍色の海。旅としての楽しみ方もできて北海道に住んでいてもなかなか冬に出かけることはないから思いを馳せることもできた。今回も浅見さんと共にバーチャルプチ旅行を楽しんだ。
2014/04/09
下町ロコモーティブ
*「三人寄ればフェリーで小樽」、ルポ・ライターでもある名探偵浅見光彦のコピーはスポンサーにウケ、浅見は小樽への取材旅行招待を受けた。小樽へのフェリー到着の早朝、浅見は小樽湾で女性の漂流死体の第一発見者となった。運河や石造り倉庫が人気の風光明媚な小樽で続いて先に発見された漂流死体の妹の遺体が実家で発見される。物語は三人目の犠牲者の出現でエンディングを迎え、名探偵浅見の推理で意外な犯人が判明した。おどろおどろしい殺人事件を読むだけでなく名所の小樽や信州安曇野に足を伸ばせたような気持ちが味わえる良書である。
2016/07/28
ミカママ
殺人のトリックを解明する、というよりは旅情たっぷりのミステリーだと思って読むとよし。浅見さん、かっこよく書かれすぎ。いつも浅見さんがトラブルにあって(警察に引っ張られる)、警察庁刑事局長の兄上の存在が登場、っていう流れが水戸黄門的で結構好き。笑
2012/01/03
椿
再読、と思ってたけど全く内容覚えてない。やっぱり初めてかも。小樽のイメージがだいぶ違うなぁ。今は観光が、上手くいってるってことなのかな〜。
2014/09/06
an-ponta
浅見光彦シリーズは、安心して読めるところがいいですね。
2013/03/22
感想・レビューをもっと見る