悪友のすすめ (光文社文庫 よ 1-3)
悪友のすすめ (光文社文庫 よ 1-3) / 感想・レビュー
ワッツ
初めて吉行の随筆を読んだ。高校生の頃よく心温かな遠藤周作の随筆を読んでいたが、同じ仲間でありながらも吉行は趣味趣向も全然違うのだが、面白く読んだ。遠藤は糞がつくほど真面目な人だが、吉行は飲む打つ買うの道楽人、だがこの二人が親友というのがこれまた面白い。内容はまさしく酒、ギャンブル、女の記述が多い。この人のお洒落なダンディズムにもっと触れてみたいと思った。モテるんだけど嫌味な所が全然ない。素敵な男だ。
2011/05/17
感想・レビューをもっと見る