密告者 (光文社文庫 た 4-4 検事霧島三郎シリーズ)
密告者 (光文社文庫 た 4-4 検事霧島三郎シリーズ) / 感想・レビュー
Kircheis
★★★☆☆ 霧島三郎シリーズ二作目。 前作では刑事か検事かよく分からなかった三郎だが、本作では警察組織をうまくリードして事件の真相に迫っていく人間になっており、好感が持てた。 内容は本作もかなりオーソドックス。瀬川繁夫が利用されている事は明らかなので、犯人は容易に想像できる人物だった。とはいえ中盤までは動機が分からず、複数いる犯人候補の中の本命という位置付けだったが、俊子が怪しい行動を取った時点で誰もが真相にたどり着けただろう。 瀬川は情けない小人物だったが、さすがに最後には同情も湧いた。
2021/01/26
山田太郎
面白いといえば面白いんだけど、犯人にされかかった人があんまり頭よくない気がするというかちゃんと疑えよあやしいやつがいるだろと言いたくなりました。
2011/03/07
ボブ
再読、あれよあれよ展開が進んで読みやすい、40冊以上読んだ高木作品中でも最上位に近く好きな作品、昭和46年に高木作品として初めて英訳されたことからもいい作品の評価なのでしょう。
2018/03/04
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