KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

帰ってきた探偵たち (光文社文庫 た 4-10)

帰ってきた探偵たち (光文社文庫 た 4-10)

帰ってきた探偵たち (光文社文庫 た 4-10)

作家
高木彬光
出版社
光文社
発売日
1992-04-01
ISBN
9784334715069
amazonで購入する Kindle版を購入する

帰ってきた探偵たち (光文社文庫 た 4-10) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Kircheis

★★★☆☆ 高木彬光の産み出した五人のキャラがそれぞれ主人公を務める中短編集第二段。 題名に似合わずその内3人は検事である。 唯一の中編である大前田英策の『悪魔の火祭り』は刺青のある女性を中心に起こる事件を題材としており、『刺青殺人事件』や『大東京四谷怪談』等を彷彿とさせる。 その他では霧島三郎の『妄想の殺人』のオチが好みだったが、検事が盗聴をしてはいかんだろう… 神津の作品は構成も展開もホームズ物っぽく、もちろん乱歩へのオマージュ。これはこれで楽しかった。 高木彬光ファンなら読んで損はない。

2021/02/14

HANA

著者の創造した五人の探偵、それらが活躍する短編五編をまとめた一冊。収録作どれも小粒な感じがするなあ。この探偵が活躍するならもっと見るべき短編があるだろう、というのが読み終わった時の感想。特に神津恭介に関しては、著者を代表する探偵なのだからコレを持ってこなくてもという出来だし。怪盗ものだが、その怪盗に凄みが全く感じられないのはどうか。ただ収録されてる中でも「妄想の殺人」「悪魔の火祭り」は面白く読めました。前者はすぐ犯人当てれて、後者は証拠が少なすぎるけど。折角の短編集だし、もっと読み応えがあって欲しい。

2022/04/27

志村真幸

 1991年に新芸術社から出た単行本『朱の奇跡-わが愛しき探偵たち』の改題・文庫化。  『五人の探偵たち(幽霊の血)』に続くシリーズ第2弾。ただ、独立して読んでもまったく問題ない。  「朱の奇跡」「殺意の審判」「妄想の殺人」「怪盗七面相」「悪魔の火祭り」の5篇が収められている。  それぞれ近松茂道、遠藤茂道、霧島三郎、神津恭介、大前田夫妻の5人の名探偵が登場し、華麗な競演を楽しめる。  「妄想の殺人」のプロットがおもしろい。 「悪魔の火祭り」は中篇。ねぷたをテーマにしており、強烈な印象を残す。

2018/12/27

はみ餅

ダイイングメッセージが毎度大喜利になるのどうにかしてくれ

2023/12/17

硯浦由咲

大前田英策と竜子のシリーズが特に好き。論創ミステリ叢書の「高木彬光探偵小説選」の「黒魔王」で、竜子がプロポーズを受けたとこは読んでたんだけど、今回は結婚後の話。この二人の話をもっと読みたいな。

2012/04/20

感想・レビューをもっと見る