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幽体離脱殺人事件 (光文社文庫 し 5-18)

幽体離脱殺人事件 (光文社文庫 し 5-18)

幽体離脱殺人事件 (光文社文庫 し 5-18)

作家
島田荘司
出版社
光文社
発売日
1992-07-01
ISBN
9784334715458
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幽体離脱殺人事件 (光文社文庫 し 5-18) / 感想・レビュー

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セウテス

【吉敷竹史シリーズ】第10弾。〔再読〕三重県の観光名所で発見された殺害遺体から、吉敷刑事が数日前に酒場で関わった、京都の会社員の名刺が出てくる。タイトルから期待するほどの意外なトリックが在るわけではないのが、不満と言えば不満。中心となる主婦の目線で物語が語られているので、吉敷刑事の活躍場面は自然と限られる。謎解きとしては解りやすく、前例が直ぐに浮かんでしまうのが勿体ないが、人間関係の怖さを描く物語としては引き込まれて読んだ。ある意味当時としては興味深い問題だと思うが、男の自分としては嫌な感覚が残される。

2021/02/23

coco夏ko10角

吉敷竹史シリーズ。輝子による陽子論がすごいなぁ。トリックの重要な伏線があるかも、と途中までちゃんと読んでたけどいつの間にか流し読みしてしまった。この愚痴にじっくり読むのはちょっと…。吉敷の出番は少ないけど犯人にはっきり言うのがかっこいい。

2021/01/17

かるん

女怖すぎ。こういう人間関係にはゾッとする。犯人のクズっぷりが徹底しているのは良かった。吉敷の出番が少なかったのは残念。

2015/02/05

LUNE MER

夫婦というものの嫌な面を濃縮して抽出したものを突き出されている感じのする話。男性の嫌悪感を掻き立てる妻と女性の神経を逆撫でする夫。これは「妻のトリセツ」「夫のトリセツ」で可愛らしく描かれていた異性側から見て共感不能な男女の特質を着飾ることなく描写したものとも言えるかも。今回はトリックというか起きている事象が分かりにくく、なんとも言えない読後感。もしこれが御手洗シリーズだったら精神疾患からくる妄想としか思えない陽子の話も実はロジカルに説明できる実際の出来事で…なんて展開になりそうな、眩暈しそうな一編。

2020/06/24

Tetchy

全体の印象として中途半端な感じがした。唐突に訪れる捕物劇は、およそ刑事小説とは思えないほど、あっけらかんとした物。通常一千枚ベースで作られる御手洗物で使われるテーマをかなり省略したような感じだ。本作は正に量産物の典型だろう。

2009/05/08

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