獅子の門 3 青竜編 (光文社文庫 ゆ 1-4)
獅子の門 3 青竜編 (光文社文庫 ゆ 1-4) / 感想・レビュー
やまだ
青春格闘技シリーズの三作目。ここに来てやっとメインの登場人物同士の試合があり、両方とも思い入れのあるキャラクターなので読む方も力が入った。内容としては芥と志村以外はおいてけぼりで、スカスカ感があるが、かなりの尺を取ったアクションシーンはシリーズ随一の緊張感。得体の知れない久我重明のキャラクターも魅力的。80年代後半の格闘技幻想をそのまま文章にしたような内容だが、その分空手家、プロレスラーに対してのリスペクトが素直に出ていて読んでいて気持ちが良い。
2013/08/04
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