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鬼面村の殺人 (光文社文庫 お 19-1)

鬼面村の殺人 (光文社文庫 お 19-1)

鬼面村の殺人 (光文社文庫 お 19-1)

作家
折原一
出版社
光文社
発売日
1993-07-01
ISBN
9784334717230
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鬼面村の殺人 (光文社文庫 お 19-1) / 感想・レビュー

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nobby

まさに謎解きクライマックスな場面で思わず「くだらねぇ…」と失笑させられるのが楽し過ぎる!ライトでエロでパロディ満載な黒星警部の活躍は呆れんばかりの至高の迷作♪「あいつを殺してやる!」とシュッシュッと鎌振り回す女の登場、建物消失そしてやっぱり密室(笑)何とも様々とっ散らかりながら、あんまり深く考えずにひたすら先を追うので充分。図を用いてまでしての推理を一言でひっくり返す潔さに脱帽…圧巻は満を持してのダイイングメッセージ、今まで目にした中で最も効果的ながら極めてしょうもない…たまにはこんな気楽な読書がいいね♪

2019/04/09

ダイ@2019.11.2~一時休止

黒星警部その2。建物消失と密室が今回の謎。虹子とともにボケまくりって感じが面白かった。

2013/12/20

ちーたん

★★★★☆正統派本格ミステリのイメージが強い折原先生。デビュー当時はこういう作風だったのか!黒星警部シリーズ長編第1作目!これはいわゆるバカミスに分類していいのかな?笑。ひょんなきっかけで知り合ったライターの虹子。なりゆき上、彼女と共に鬼面村へ向かう。村に待ち受けていたものは自殺したはずの女の出現、建物が1夜にして消失、密室殺人等々。謎が謎を呼ぶ!ほんとに警部?って位、頼りなく運のないキャラの黒星の不可抗力の虹子への量産セクハラはもはや漫画の世界笑。漫画のが面白そう!続編の猿も折を見て読んでみよう!

2019/11/29

セウテス

黒星警部シリーズ第2弾。折原氏の作品は暗い病的な登場人物と定番ですが、本シリーズはコメディ満載、古典パロディーミステリーです。例えられる古典作品は一つではないので、何処でどの作品をモチーフにしたのか、探しながらの読書がとても愉しいです。飛騨高山白川郷のどぶろく祭りへとやって来た黒星警部。途中バスの中で知り合ったライターの虹子に巻き込まれ、鬼面村の殺人事件に関わる事になります。ゆるりとした明るい作品ながら、仕掛けは随所に活きている、流石です。クイーン氏の「神の灯火」を、先に読んでおく必要があると思います。

2016/01/25

さっこ

黒星警部シリーズ第2弾。今回もバカミス炸裂。横溝正史の「悪魔が来りて笛を吹く」「悪魔の手毬唄」のパロディでとても面白かった。建物消失や密室殺人、どんでん返しなどてんこ盛りの内容が次から次から起こる中で黒星警部と虹子の二人が何とも脱力な感じで笑わせてくれます。そして黒星警部は何度も気を失ってたなあ。場面から場面へ変わるときの展開はさすが折原さんだなと思いました。

2019/12/30

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