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ら抜き言葉殺人事件 (光文社文庫 し 5-22)

ら抜き言葉殺人事件 (光文社文庫 し 5-22)

ら抜き言葉殺人事件 (光文社文庫 し 5-22)

作家
島田荘司
出版社
光文社
発売日
1994-02-01
ISBN
9784334718329
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ら抜き言葉殺人事件 (光文社文庫 し 5-22) / 感想・レビュー

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mae.dat

昔から「“若者の”言葉の乱れ」みたいな事は再三言われますね(21世紀に入って久しい現在、もう言われていない?)。又は「言葉□□の誤用率○○%」と言うアンケート結果とか。近年では日本語の研究者や、辞書の編纂に関わる方の声を聞き易い環境にあり。それに依ると、言葉というのは乱れると言うより柔軟に変化するものと言うのが、概ねの見解の様に思いますが如何でしょう。当時の荘司さんはそう言うのに辟易して、又は一石投じる為に、印幡沼氏に私見を語らせたのでしょうかね?ミステリーの部分も書きたいけど、紙幅が無くなっちゃったよ。

2022/04/19

Kircheis

★★☆☆☆ ある有名作家の殺人事件と、2人の女性の自殺の真相を吉敷が探る話。 ら抜き言葉について詳細な考察がなされており、島田さんが実際に読者から指摘されて激怒なさっているのではないかと勘ぐってしまった。 吉敷以外のほとんどが性格に問題ある登場人物で辟易したが、教師の大竹をワーストに認定したい。

2019/08/17

coco夏ko10角

吉敷竹史シリーズ。ミステリーより途中の「ら抜き言葉」や日本語についてのあれこれがなんかすごかった。

2021/02/04

Tetchy

まずタイトルを見て、「何だこりゃ!?」と面食らった。『幽体離脱殺人事件』と1,2を争う変なタイトルである。しかし、内容は吉敷シリーズで結構渋く、扱っているテーマも歪んだ学校教育という社会問題を挙げ、手堅く纏まっている。この頃の島田荘司はこの動機付けのエピソードが面白く、謎解き部分が逆に添え物になっているきらいがある。

2009/05/19

かるん

著者の思想に相変わらずブレがない。作品を通して一貫している女性論、日本人論についてかなりページを割いて書かれている。吉敷シリーズ自体にそういう要素が多めだがこの作品はそれが特に顕著だった。トリックがどうこうという話では無かったが、かなり楽しめた。

2015/04/05

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