明日の静かなる時 (光文社文庫 き 9-7)
明日の静かなる時 (光文社文庫 き 9-7) / 感想・レビュー
はつばあば
野崎さんシリーズ2冊目。男って幾つになっても可愛い子供みたいですね(^^♪。髭の生えたおっさんから、初老になろうかという男が、子供みたいに喧嘩技を究めようと習うのですから。女の前で失禁・・は耐えられない?。でも妻の前でなら?当たり前のように?ちょっぴり怒った振り?。 あ~ぁ、男と女の関係では恥・遠慮というモノが存在するのに、夫と妻ではどれだけ男は横着になれるものか。いやいや女だって定年過ぎて家にいるご主人をぬれ落ち葉に例えてる。誰にも許されない人としての「誇り」を傷つける、傷つけられる言葉。心しよう
2016/03/10
Take@磨穿鉄靴
神崎美有というか野崎シリーズの本作。面白かった。吉野氏いいね。60歳を越えても男でいたい情熱が非常に良く伝わる。大木に突進とか根性の塊。ストーリーはさておき山での鍛練のシーン本当に好き。山道を4分走らせてインターバル取って10本とかスゴすぎぃ。そのコースを1分そこそこで走る野崎も恐るべし。コースは400m弱かな。はたして自分は60を越えてもそんな激しく動けるか。夏にランニングの合宿するけどそれ以外にも野崎と山に籠りたい!男って悪くない。爺様になったときにまた読み返したい素敵な小説。★★★★☆
2018/03/23
GAKU
野崎シリーズ第二作。初出の美有シリーズから回を増すごとに、野崎がどんどんパワーアップ。誇りと男であることを失くしてしまった初老の男、吉野。もう一度取り戻すために手助けをする野崎の行動と言動に、北方ワールドが炸裂。マセラティで疾走し、暴力のプロを相手に空手、ナイフ、拳銃でやりあう。刃物で負った傷を自身で縫い、肉食いまくり、自己流の荒療治で治癒。まるで昔読み漁った大藪春彦の主人公たちを彷彿させる。ただ心に傷がある野崎が主人公ゆえ、北方作品は感動を誘う。いよいよシリーズ最後、三作目に入らせていただきます。⇒
2016/02/27
ねこまんま
野崎ってさ、大財閥の血縁だし、司法試験に通った秀才だし、ものすごく高スペックな男なんよね。にも拘らず、しがない探偵家業をやってるわ、強靭な肉体と格闘家のような技とレーサーのようなドライブテクニックはあるわ・・・・・このギャップこそがハードボイルドのお約束なのか?とにかく君はターミネーターか?と言うくらい、切ったり張ったり壊したりつぶしたり、生きているのが不思議なくらいの男です。生き死にをかけた男の戦いの理由は子供の喧嘩レベルの原因だったりします。ああ、男って分からんわ・・・
2016/06/07
背番号10@せばてん。
1995年10月20日読了。野崎シリーズ第2弾。あらすじは忘却の彼方。(2020年9月7日入力)
1995/10/20
感想・レビューをもっと見る