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人蟻 (光文社文庫 た 4-19)

人蟻 (光文社文庫 た 4-19)

人蟻 (光文社文庫 た 4-19)

作家
高木彬光
出版社
光文社
発売日
1996-01-01
ISBN
9784334721817
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人蟻 (光文社文庫 た 4-19) / 感想・レビュー

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Kircheis

★★☆☆☆ 悪事を重ね大企業に成長した八光製糖を相手に、弁護士の百谷泉一郎が戦いを挑む。 設定は面白いのだけど、主人公が弁護士である必然性がなく単なるボンボンに思える。また株の天才という明子の魅力も少ししか発揮できていない。 ホームズの正体をはじめとする謎解き部分も、泉一郎がハッタリと偶然によって解決に至ったようにしか見えず魅力が感じられなかったのが痛かった。 キャノン機関の暗躍など歴史的事実に絡めてくるのは良いのたが、全てにおいて惜しい作品だと感じた。

2021/01/19

ゆずマフィン

古い作品なので,言葉遣い,描写されている人々,店などを形容する言葉も今ではあまり見られないものが多かったかもしれませんが,それが私にはかえって作品の「年齢」を感じました.ミステリーでありながらからくりを作るための背景の説明にとても作者は気を使われたような気がします.このような作品があったから今のミステリーが育っている?なんて言ったらおおげさでしょうか? 現代とはすこしちがった人々の姿,それを読めるだけでもとても価値がある作品だと思います.

2010/08/29

akiko

白昼の死角を読んだので、次は百谷弁護士を選んでみた。古い話なりの面白さがあったと思う。言い回しや表現がかえって新鮮に感じたりした。せっかくなので次は破壊裁判読んでみます。

2018/08/02

さけフレーク

今の時代には余り見られないような、骨太な駆け引きに心が震えた。

2014/09/20

turutaka

百谷シリーズ、一作目を読んでみた。プロットは粗いしご都合主義なのだが、変なグルーヴ感があって不思議と読み進めることができる。 やはりこの時代の推理小説は面白い。 いまなら防犯カメラ一台で全て解決するところを、あーだこーだと場面を引っ張るのはこの時代ならでこそ。 少なくとも自分の感覚にはこの程度のテクノロジーが性に合ってるのだろう。

2021/07/16

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