グルメを料理する十の方法 (光文社文庫 く 6-1)
グルメを料理する十の方法 (光文社文庫 く 6-1) / 感想・レビュー
コットン
料理の楽しさと太っ腹なアザミさんが良い。
2018/05/18
四野一二三
再読。昨今【食事描写が秀逸な作品】が所狭しと出回っているが、私が最も押している【グルメ本】はこの作品です。タイトル通りミステリだが、まぁこれが本当に美味しそうで夜見ると空腹で目が冴えてくるのであまり普段は見ないようにしている。この作品の料理描写の秀逸な所は『食べた事がないような高級料理をまるで食べた事があるような気にさせてくれる』という想像力掻き立てる描写であり、まぁミステリなんだけども正直ミステリ描写よりもお腹のすく文体がメインではないだろうか。作者が摂食障害だったとは感じさせない一作。
2016/10/02
Tanaka9999
栗本さんの文体で、他のシリーズより軽く読める。料理がいろいろと出てくるが、全然グルメではない私は料理名や材料名から絵がうかばないため、まったく食べたくはならなかった。シリーズ化になるには軽すぎたのかな。
2019/02/13
4/123
再読。昨今料理描写の多い、及び料理がテーマになった作品がもて囃されていますが(恐ろしいことに両者とも特に食事描写が秀逸な訳では決してない)私のお勧めする最も【グルメ】な作品はこちらです。食事描写そのものはそんなにないんですが、深夜読むことはお勧めしません。間違いなく冷蔵庫を引っ掻き回す羽目になります。ミステリがメインテーマではあるのですがそちらは若干弱めというか、まぁお察しエブリワンという所でしょうか。個人的には物凄く好きなのでミステリ初心者・グルマン中級にも捧げておきます。ダイエットには不向きな一冊。
2017/01/08
kaizen@名古屋de朝活読書会
推理小説ではなるべく解説や後書きは後で読むようにしています。 本書では,伊集院シリーズなのかどうかを知りたかったので,最期を先に読んでしまいました。 何故、栗本薫がグルメネタを書こうと思ったかが知りたかったこともあります。 栗本薫の代表作の一つである伊集院大介シリーズでは、全く食に無頓着な主人公を書いています。 本書では、なぜグルメなのでしょうか。 本書の解説で、栗本薫が摂食障害だったことを知りました。 物語に出てくる摂食障害の人の描写が現実的だったと感じたことがある理由が分かりました。
2012/02/13
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