KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

本格推理 7 (光文社文庫 あ 2-19 文庫の雑誌)

本格推理 7 (光文社文庫 あ 2-19 文庫の雑誌)

本格推理 7 (光文社文庫 あ 2-19 文庫の雑誌)

作家
鮎川哲也
出版社
光文社
発売日
1996-05-01
ISBN
9784334722364
amazonで購入する

本格推理 7 (光文社文庫 あ 2-19 文庫の雑誌) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

みつ

読者投稿の本格推理短編集。今回の第7巻では『漱石とフーディニ』が本格ものらしからぬ異色作。他ではトリック重視の余りいくら何でも無理ではと思う作品も散見。ミステリ同好会の学生たちが登場する『三度目は・・』『時計の家事件』『真冬の夜の怪』は、読後はぐらかされたように思う向きもあろうが、後味のいい作品。『妻は何でも知っている2』は、安楽椅子探偵の持ち味を生かしているものの、クイーンの有名な短編のネタから出発しているのが疑問符。『しおかぜ17号・・』は、読者なら誰でも気づく誤解を探偵役が勝手に深めていく爆笑作。

2022/02/21

桂 渓位

孤立した場所を背景とする殺人事件な話も、作者を変えて見ると中々飽きずに読めるな~と、感じた一冊でした📙(^^ゞ

2022/11/06

二葉

再読。今回から、過去に採用された作者も再採用OKとのこと。しかし、再採用の作者の作品は個人的に軒並み前作よりひどい出来に思える。とくに、⑨の出来が何が良かったのか解らなかった。後、時代もあるだろうけど、御手洗もどきが多すぎ。

2017/04/03

Tetchy

相変わらずセミプロ気取りで自前の探偵を出すのが鼻につく。しかもほとんどがまるで事前に合わせたかのように同じ設定。曰く、「昔、ある事件でたまたま居合わせた(探偵)が、鮮やかに事件を解決して以来、何かと(刑事)が相談に来るのである」。これだけ同じ設定を読まされると飽きてくるのは事実。まあ、実際素人なので上手く本格推理小説に名探偵を無理なく登場させるのにバリエーションを持っていないのだろう。

2009/08/16

kamisaki

「壁に消えた男」は少々きついかな?納得のいく答えとは思えない。8巻に出てきたレビューの中で評価の高かった「妻は何でも知っている2」はううん、良いんだけどどうもこのキャラクタ立ちになじめず、推理の世界にのめり込めない感がある。私の気に入ったものは「三度目は・・・」。この短さで3回も人間消失かい!と突っ込みそうになったけど、その甲斐ある3回目の消失とそのオチの暖かさが嬉しい。

2012/05/03

感想・レビューをもっと見る