木枯し紋次郎 3 (光文社文庫 さ 3-75 光文社時代小説文庫)
木枯し紋次郎 3 (光文社文庫 さ 3-75 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
文句有蔵
「おめえさんのことは思い出しもしねえが、忘れもしやせんぜ」とは木枯し紋次郎。「そういうあなたは忘れたくても思い出せない人なのだ」とはバカボンのパパ。さてどちらが先の名言かは調べればわかることだけど、そこまでするのは野暮というものでござんしょう(^-^*)……それに、あっしには関わりのねえことでござんすからね☆と、そればかり言ってる割りにはお節介な世話焼きさんで、「何か食べさせてくれと頼まれても、自分のものまで分けてやろうとは思わない」けど、目の前で食べるほどには破廉恥でもないんでしょう。小心者?(笑)
2014/09/24
mnagami
紋次郎、すこし人情味が出てきた感じがする。がこのシリーズ、基本ほとんどぶれない。爪楊枝と頬の傷の由来がわかる「木枯しの音に消えた」がよかった
2016/06/21
kanamori
☆☆☆
2011/10/14
苫田鶴夫
紋次郎の優しさが一切報われない、読み終わって落ち込んでしまいました。
2012/02/29
イチコ
「あっしには関わりのねえことで」と言いながらもついつい人を助け、そして毎回その最後にはほろ苦い思いをする紋次郎。前巻もなかなかひどかったが今回は根っから悪人に騙される話がひとつもないのでさらに辛い。 ドラマ(未見)では「木枯らしの音に消えた」が好評なようだけど、個人的には表題作でもある「六地蔵の影を斬る」が好き。最後の紋次郎の仏心が心憎い……! 「噂の木枯らし紋次郎」はミステリーに振り幅が強く感じたが、逆に「雪灯籠に血が燃えた」は紋次郎らしいほろ苦〜い話。まあでも結局どれも面白いのだ。次巻も読みます。
2023/04/13
感想・レビューをもっと見る