ブルー・ハネムーン (光文社文庫 し 20-1)
ブルー・ハネムーン (光文社文庫 し 20-1) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
今回は美貌の結婚詐欺師が主人公。それはいい。ただ、これまでに読んだ篠田作品の多くから類推するなら、騙された側の悲哀、あるいは結婚詐欺を媒介にそこに炙り出されてくる社会の構造といったものが描かれるものかと思っていた。結果的には、よく言えば軽快ではあるものの、ややもすると軽薄に陥りかねないものであった。残念。また、本作はミステリー仕立てではあるものの、ごく早い段階からその後の展開のすべてが予測されるのであり、意外性にも乏しい。もっとも、最後は幾分予想が外れたのだが。
2019/04/10
takaC
四半世紀前の小説だからだいぶ時代掛かっているけど十分面白かった。4千万円とか1億円の価値がイマイチ掴みにくかったけどね。
2015/05/07
choco
結婚詐欺師もやっぱり人間。感情が入っちゃうよね〜。篠田節子のちょっと違った一面を見た様な作品。修、いいよ!応援したくなる。
2016/03/20
キムチ
大好きだった筆者‥たまにある外れでした。久美子に、全く共感が持てず、最後は流し読み。ストーリー的には読めても女性にウェイトを置きすぎた点で-。
2013/08/25
James Hayashi
若くて美貌な結婚詐欺師の女性が主役。軽いエンターテインメントの内容でノベルスらしい作品。途中まで面白く読んだが、後半はかなりハチャメチャで唸ってしまった。著者の違った味を楽しめた。
2015/07/22
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