木枯し紋次郎 6 (光文社文庫 さ 3-78 光文社時代小説文庫)
木枯し紋次郎 6 (光文社文庫 さ 3-78 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
文句有蔵
「あっしには関わりのねぇこと」と言い続けながらのお人好しの道中記。というのが「木枯し紋次郎」というシリーズなんだけど、初めて紋次郎が他人の為に必要のない殺人をする。「冥土の花嫁を討て」がそれだ。「冥土の花嫁」という言葉をまず思いつき、それに合わせてネタを捻り出し、割り当てページが足りなくなって、突然辻褄合わせをするようにベラベラ喋りだす女。というひどい有様ながら、「あっしにもまだ人の心が幾らか残っている」という紋次郎に免じましょう(笑)いやいや紋ちゃん、キミは十分人間臭いがな!(^-^*)
2014/10/20
桂 渓位
時代劇ながら、ミステリー色が特に強い一冊。 さすがは、笹沢先生の筆力です。
2019/06/16
mnagami
6冊目となるとだいぶ飽きてはくる。が、どんでん返しがなかなか渋い作品があり、次も読みたくなる。しかし笹沢左保のストーリーをつくる力はすごい
2016/08/25
仲居 令
生まれ故郷でも平穏はない紋次郎。 始まりと終わりの他人への対応の変化が、余所者と自身決めつけながら、どこかで故郷に期待するものがあったのかと想像できてあまりに物悲しい。
2021/12/14
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