ある朝海に (光文社文庫 に 1-61)
ある朝海に (光文社文庫 に 1-61) / 感想・レビュー
moonset38
30数年ぶり読んだ本書、あらすじは微かに記憶していたものの、結末は全く覚えていませんでした。発刊が50年前ということは、国連という組織が、50年後でも全く国際社会において機能していないことに、只々驚き、呆れてしまう。
2022/05/11
ゆういち
1971年の作品。30年以上前の高校生時代に読んで以来の再読。当時も、これは面白かったという印象がありましたが、再読でも同印象。トラベルミステリー以外の作品が好み。
2016/12/14
浅木原
南アフリカのアパルトヘイトに抗議し国連を動かすため、若者たちが豪華客船をシージャックする海洋冒険小説。この若者が世界正義のために危険な冒険に打って出るっていうプロット、1971年刊という時代性を考えると安保時代の感覚なのかなあと思う。ディテールの濃密さや謀略の駆け引きではなく、シンプルな構造にミステリ的なプロットの捻りで勝負する話なのでわりとハリウッド的。冒険小説に特に愛のない読者的にはこの読みやすさが有難い。中盤で起きる殺人事件は大したことないけど、最後には綺麗にどんでん返しも決まり満足。面白かった。
2015/06/01
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
1998年 2月20日 初版
2015/02/21
義輝仮面
【★★★☆☆】今年に入って西村京太郎作品を読み始めてこの作品で50冊目! 執筆当時の時代を反映しており、南アフリカのアパルトヘイトへの講義のために様々な国籍の若者たちが豪華客船をジャックする小説。途中の殺人事件は必要あったのかなぁとおもったけど、結構きれいにまとまっていた。
2017/11/27
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