喪失: ある殺意のゆくえ (光文社文庫 な 1-18)
喪失: ある殺意のゆくえ (光文社文庫 な 1-18) / 感想・レビュー
ヨーコ・オクダ
理想の男性像が強過ぎて、これまで男性と親密な付き合いがなかった女性が主人公。テレビ局でバリバリ働く彼女は、仕事仲間の前で思わず「彼氏がいる」発言をしてしまい、みんなが見守る中、人待ち顔の見知らぬ男性の腕を取り、そのままドライブ→ホテルへ。名前も連絡先もデタラメやった彼の正体が知りたいと動いた矢先、彼女の自宅に彼の遺体が!?で、彼女に想いを寄せていたカメラマンが彼女を窮地から救い出しつつ、探偵ごっこに協力。過去の交通事故、恋心、そして現在の環境…これらの要素が繋ぐ複数の影。罪を重ねても守りたいものとは?
2020/11/28
coco夏ko10角
九州テレビ放送でディレクターとして働く杉原渓子、ある夜一緒に過ごした男性を忘れられず捜していると…。内容紹介から恋愛メインだと思って読み始めたので途中からの展開に驚いたし、後半も素人ならではの方法と視点でよかった。
2022/10/23
五葉フクヤ
巻き込まれただけかと思ったら事件の関係者が身近にいたり。タイトルの意味はよくわからなかった。誰の殺意が喪失したの…?
めぐる
せっかく風景描写が素敵なのに、九州の土地勘がなくて残念。 若い女性の心理も理解できて、面白い。
2016/02/14
NeoGravis
理想の男性像を心のなかに持つ九州テレビ局勤務の女性が主人公。同僚に彼氏の存在をしめすために、偶然会った見ず知らずの男性の手をとって歩きだす。そこから男性と一夜をともにし、男性を探す所から事件に巻き込まれていく。読みやすかったのだけれど、登場人物が最終のほう都合よく動いたなあと思ってしまった。だんだんコマが埋まっていって、後半までには犯人が絞られる感じです。 また時間たったら読んでみよう。
2013/04/11
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