現代夜討曽我 (光文社文庫 た 4-26 墨野隴人シリーズ)
現代夜討曽我 (光文社文庫 た 4-26 墨野隴人シリーズ) / 感想・レビュー
セウテス
墨野隴人五部作第4弾。構想10年作者の精根込めた書き下ろし作品ではあるのですが、最終作への一作の感を強く受けます。ストーリーは正に現代に起きた曽我物語なわけですが、ミステリーとしては残念ながら、推理するまでもないという感じです。最終作へ向けて、伏線といえるラストになりますが、これも第1作品から順番通りに読んでくる事が、前提であるようです。間違っても本作から、そして多分最終作から読む事がないように、申し上げます。このシリーズは本作までにも、魅力的な女性が数多く登場し、女性活躍の時代を写しているとも感じます。
2016/06/20
kagetrasama-aoi(葵・橘)
高木彬光作品、登録二十六作目。墨野隴人シリーズ、第四作目。前作の「大東京~」に引き続き歌舞伎趣味が満載!アリバイやトリックよりそういった雰囲気を楽しむシリーズです❤️題名からもわかりますが、“富士の裾野の巻狩り”が頻繁に言及されてます。地元の名所旧跡なので、読んでいて楽しかったです。戦中戦後の混乱が犯行の動機にかなり関わり、時代を感じる作品でした。
2020/03/24
青いあめ
復讐のために犠牲を払い演じ裏切る
2016/02/19
shiaruvy
コメントあとから [1998.04.20 初版]
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