広島に原爆を落とす日 (光文社文庫 つ 8-5 つかこうへい演劇館)
広島に原爆を落とす日 (光文社文庫 つ 8-5 つかこうへい演劇館) / 感想・レビュー
おぎにゃん
犬子恨一郎と髪百合子。二人の愛の成就のために、ドイツが日本が滅びへの道を突き進む。だがその滅びは一時的なものに過ぎない。やがて新たな世界が、よりよい世界が創り出されるのだ…作品のあちこちに散りばめられた「愛国」の描写が美しい…恨一郎と百合子を、擬人化された「愛国心」として読むと、それを貫くことの苦しさ、悲しさ、そして美しさが心に響き渡ってくる…「愛国」とは、愛する者達を生み育て、やがては共に朽ちゆく大地を、狂おしいまでに愛おしむ心なのか?柄にもなくそんな思いを抱いてしまった。恋愛小説の最高傑作である。
2014/06/28
とも
劇を見てから買いました。台詞が聞き取れなかった部分を補う為。
2010/11/19
ぽ
★★★★
2024/08/25
みさ
つかさんのオーバーすぎる言い回しが、その台詞だけ抜き出すと不快なのに全体で見ると全くそう感じないのが不思議。
2015/02/01
しろ
不謹慎だけど、広島に原爆が落とされた理由が愛する女のためだったほうがまだ救いがあるように思う。
2010/10/20
感想・レビューをもっと見る