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闇椿 (光文社文庫 み 16-1)

闇椿 (光文社文庫 み 16-1)

闇椿 (光文社文庫 み 16-1)

作家
皆川博子
出版社
光文社
発売日
1998-05-01
ISBN
9784334726089
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闇椿 (光文社文庫 み 16-1) / 感想・レビュー

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森オサム

何とも珍妙な作品。結婚式当日に挙式会場から花嫁がウエディングドレスのまま失踪する。姿を消した妻を探し、主人公は日本各地を訪ね歩きます。そこに絡んで来る人達も癖のあるキャラが多く、感情移入出来る人物は居なかったかと。事件の真相が全て分かった後、首をかしげてしまった。発表は1988年、新書版ノベルズの全盛期。2時間サスペンスの原作になる様な物を、と言う発注だったのかも知れません。いずれにせよ、とても成功している作品とは思えないですが、女性達の過酷な過去や少女の残酷さに作者の特徴は感じる事は出来たかな。うーん。

2019/12/08

Yu。

あの人この人、終わってみりゃ相関図、絡むよ絡むどこまでも。。。結婚式の当日、忽然と姿を消す花嫁の身に一体何が起きたのか...数少ない情報を手掛かりに謎だらけであった彼女の過去、真の素顔が様々な関係者視点から明らかにされていく...のと同時に土地柄の風習が生み出す残酷さも覗けてしまう悲劇的群像ミステリ。

2016/01/03

かおりっくま

うーん、どうなんだろう。○サスとか○曜ワイドみたいた感じなんだけど。横溝も入っちゃってるし。皆川博子さんの初読みが『開かせていただき光栄です』だったから、ハードル上がっちゃってたんだけどね

2016/03/29

菊蔵

何年前に読んだのか覚えていないくらい前に読んで、今回久し振りに手に取った。忘れん坊の私はストーリーを殆ど忘れてしまったが、永井青年のキャラクターだけは覚えていて、初めて読んだ時など、皆川作品の中でも珍しいその特異すぎる行動にビックリしたものです。皆川さんが絵画にも大変お詳しいというこが端々にうかがえ、改めて尊敬の念がわいたり。物語の悲しい結末にやるせなさを覚えつつも、様々な人物を過去と椿に絡め独特に昇華させており、十二分に楽しめました。

2015/07/05

マリ

まゆって本当に不幸な星回りでかわいそうで仕方なく、結婚して普通の幸せを掴んでほしかった。失踪した"茜"と佐藤ミツコがどう絡んでくるのかと楽しめた。永井みたいな人って皆川さんの小説では読んだことなくて新鮮だった。

2012/08/29

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