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毒猿: 新宿鮫2 (光文社文庫 お 21-6)

毒猿: 新宿鮫2 (光文社文庫 お 21-6)

毒猿: 新宿鮫2 (光文社文庫 お 21-6)

作家
大沢在昌
出版社
光文社
発売日
1998-08-01
ISBN
9784334726560
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毒猿: 新宿鮫2 (光文社文庫 お 21-6) / 感想・レビュー

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chiru

新宿鮫シリーズ2。まだ2作目だけど、すごく好き。新宿に潜伏する凄腕の殺し屋『毒猿』を巡る物語。毒猿のターゲットである台湾マフィア、毒猿を追う台湾刑事、その動向を探る鮫島の3人で展開。台湾の刑事と鮫島との間で『刑事の矜持』や『人生で価値のあるもの』を語るシーンが好き。毒猿の本来の人間性に触れる描写が、哀切極まりないラストにつながるのもよかった。血の海を呼ぶハードアクション、男の友情、拷問から助かった奈美と毒猿の関係など、盛り上がり要素もたくさん!面白かった! ★5

2018/12/17

修一朗

これは…面白い! 弩級の警察エンタメ小説直球ど真ん中ストライク。20年以上前の作品,全く色褪せず。展開に疾走感あって派手でハリウッド映画的,でも安直じゃない。ディテールのかきこみがすばらしく,臨場感を維持出来ているおかげです。故あって中国通の私でも違和感なく読めました。今回の主役は毒猿。これだけ魅力的な敵役を創出出来たことが物語の決めてとなっています。鮫島のパートナーに回った郭栄民も素晴らしい。'男気'を彼に語らせ,物語がグッ と締まりました。はぐれもの鮫島をかばい続ける桃井課長。今回もイイ。

2014/04/19

bookkeeper

★★★★☆ 再読。自分を裏切ったボスを殺す為に台湾から名うての殺し屋"毒猿"が入国した。毒猿を追って来た台湾の刑事郭と共に、鮫島は沸騰寸前の新宿を疾走する。  歌舞伎町が今よりずっと物騒だった頃、筋を一つ裏に入ると顔を覗かせる怖い世界の空気が伝わって来ます。今回の敵は圧倒的な対人格闘術を有する殺し屋で、クライマックスでは大量殺戮の嵐。鮫島が郭刑事に不器用に打ち明ける胸の内や、異国の地で水商売の女と殺し屋が共有する孤独感など、アクションの合間のエピソードが良いんだよ。  「あなたの背中、私、守ります」

2021/07/24

k5

くどいけど中学生の時は悶絶しながら読んでいた。特殊部隊に孤独な殺し屋にネリチャギとか、童貞を殺すために書いているとしか思えません。ただ、今読んでも面白いですね。この後『不夜城』に出会ってしまうので、若干プロットが弱く感じてしまいますが、奈美と毒猿の出逢いとか素晴らしいです。『針の眼』超えてるかも。ちなみに、中学生の時は「鮫島英語しゃべってる!かっけえ」と思ったけど、まあ、それなりの英語ですね。。。

2020/10/22

ちーたん

★★★★☆新宿鮫シリーズ第2弾!分厚いながら前作以上にスピード感があり引き込まれた。今回は台湾ヤクザが絡み、『毒猿』こと凄腕殺し屋が新宿に上陸し壮絶な殺し合いと化す。毒猿を追いかけやってきた刑事・郭と一緒に捜査する鮫島パートは今回脇に潜める構成で、なんといっても毒猿に惹かれ行動を共にする残留孤児の奈美パートにハラハラしっぱなし。奈美と毒猿に完全寄り添う形で読んだ。その分、終盤の容赦ない描写はかなりしんどかった💦結末は・・・そうだよね、そうなるよね。

2020/06/25

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