取調室 3 (光文社文庫 さ 3-94)
取調室 3 (光文社文庫 さ 3-94) / 感想・レビュー
coco夏ko10角
シリーズ第3弾。佐賀県で少女が保護され、母親は焼死体で発見され…。前作より取調室での攻防があってその点面白かった。
2019/08/17
涼
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/04/post-6551.html
2019/04/03
ゆきゆき
少女が誘拐されその母親が焼殺されるという、鬼畜の所業としか思えない事件に挑む水木警部補。犯人はこの手の作品では珍しくサイコパス的な人間性。頭も良く、取り調べに対してのらりくらりと躱すが、決して怒鳴ることはなく、時に宥め時に騙しと徐々に追いつめていく水木との会話劇はなかなかに骨太な出来。提示される謎は丁寧に明かされるが、その真相はかなりおぞましい。罪を憎んで人を憎まず、とはならない刑事たちの執念が最後まで貫かれている。
2022/02/15
感想・レビューをもっと見る