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藤色のカクテルドレス (光文社文庫 あ 1-73)

藤色のカクテルドレス (光文社文庫 あ 1-73)

藤色のカクテルドレス (光文社文庫 あ 1-73)

作家
赤川次郎
出版社
光文社
発売日
1999-09-01
ISBN
9784334728731
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藤色のカクテルドレス (光文社文庫 あ 1-73) / 感想・レビュー

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あつひめ

イヤー、英子さんのサプライズ…今までを知っている者としては、目頭が熱くなりました。罪を犯すことは悪いこと。それも人の命を奪うのは、たくさんの人の人生を狂わせてしまう。刑務所に入いり、出所すればもう罪を償ったことになるのとは違う。社会に出てからが償いの始まりでもあると思う。その償いを共にする気持ちになれるかどうか。今回は、重い課題も含まれていた気がする。それにしても、充夫兄さん、このままでいいのでしょうかね。世帯主として、父として長男として。そっちの方が心配になってしまう。

2014/11/02

セウテス

〔再読〕シリーズ第12弾、爽香26歳の春。爽香は変わらずPハウスで働いていて、出所した明男も真面目に仕事をしている。彼女自身は自分でしっかりと生きていける。しかし、自分の事を当たり前に出来ない大人が、なんと爽香の周りには多いのか。本作は爽香が、過去に目の前で犯罪の犠牲で亡くなった友人を持つ女性と、知り合う事から始まる。助かった方も犠牲者であることが理解できる爽香は、話し相手になろうとする。犯罪は被害者のみならず、犯罪者自らの友人家族までも不幸にする。その中で向き合い生きていく、なんと重たい問題なのだろう。

2016/02/07

siro

続けて12作目。兄の充夫にはホントにガッカリ。前回の浮気騒動でも今回でも。困った時には周りが何とかしてくれると簡単に考えている所があるけれど、周りも面倒みすぎ!困った時だけ実家に頼る兄夫婦が本当に嫌いなキャラクターになってしまった。でも今回のラストシーンはそんなモヤモヤも薄れてしまうような幸せ溢れた終幕。良かったね爽香。

2015/10/20

takaC

悪人(小説内では死亡)が、自分の弟と同姓同名だった。すなわち姓は自分とも同じな訳で、頻繁に呼び掛けがあったので妙な気分だった。爽香と明男の仲は順調で何より。

2012/07/15

ひろ20

爽香26歳の春。私が、「若草色のポシェット」の15才の杉原爽香に出会ったのは、ちょうど20年前でした。今年5月に甥っ子がこのシリーズを持って来てまだ続いていたのかとびっくり。毎年9月に発売され、爽香も読者も年齢を重ねるシリーズで、題名には色がつき、小説の中で題名がどこかで使われる。主人公爽香は、聡明でしっかり者、誰からも頼りにされ、必ず殺人事件に巻き込まれる。今年で43歳になったみたい。どんな女性になっているんだろう?楽しみながら読んでいきたい。

2017/12/04

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