真夜中の喝采: 長編悪漢小説 (光文社文庫 あ 29-3 きんぴか 3)
真夜中の喝采: 長編悪漢小説 (光文社文庫 あ 29-3 きんぴか 3) / 感想・レビュー
ehirano1
Good guyもbad guyもどいつもこいつも粋でした。こういう「粋」と「生」と「息」を織り交ぜて書かせたら浅田次郎氏の右に出る人はこのご時世はいないのではないでしょうか。しかし、解説で「泣かせを極めたところに爆笑的な笑いが生まれる」ということが言及されていましたが、本三部作からこれがわかったような気がしました。
2023/01/03
HIRO1970
⭐️⭐️⭐️読み終わっちゃいました。3冊目は主役三人三様に妙に寂しさが感じられるラストでありました。まだまだ読んでみたいのですが、続編は無いのかな?
2014/09/27
たいぱぱ
流石だなぁ…と感嘆のため息。浅田さんと退職した元刑事の向井の旦那に対してです。僕は旦那の魂胆を最後まで見抜けなかったよ…。伝説のヒットマン、自衛隊の海外派遣に反対しクーデターを起こした元自衛官、政治家の罪を被った元秘書。神がかりにズレてる3人のヒーロー(篠田節子さんのあとがきより)は誰よりも真っ直ぐで純粋だ。看護師長の血塗れのマリア、赤ひげ先生・尾形の二人のキャラも涙が出るほど大好きだ。3人のジャンケンでのやり取り、そして軍曹の薩摩への里帰りでは声を出して笑ってしまった。笑って泣ける浅田節、流石だなぁ…
2022/04/10
miyumiyu
いや〜おもしろかった!一つ一つの表現がいちいちおもしろくて、一文も読み逃せない。これで本当にもう終わり?と思うと寂しくなるぐらい笑えるシリーズだった。でも、ちょっぴり切なく胸がググッと締め付けられるところは、さすが浅田さん。ピスケンも軍曹もヒデさんも大好き。血まみれのマリアはやっぱりおもしろい。一人一人のキャラが立っていて本当に魅力的。解説の「泣かせを極めたところに、爆発的な笑いが生まれる」。まったくその通り。『プリズンホテル』と並んで、笑いたい時にまた読みたい。
2014/10/08
Makoto Nakagawa
流石はピカレスクの金字塔。誠に残念ながら読了です。次郎さん最高!
2016/07/31
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