夜より遠い闇 (光文社文庫 き 9-9)
夜より遠い闇 (光文社文庫 き 9-9) / 感想・レビュー
ツカモトカネユキ
1984年の作品。女友達のネタから強請に入るという、変わった始まり方をします。そんな緊張感を求める男が、だんだんと深みにはまっていく様が描かれます。主役の男女の関係も、相棒の男女の関係も妙ですがその部分が話の鍵になります。スリルを求める男が、同じ匂いをもつ男とタッグを組み 罠とも知らずにはめられていきます。同時代にありそうな、妙に納得のいくような物語で最後に少し爽快感を味わうことができました。
2020/10/22
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