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せつない話 第2集 (光文社文庫 や 18-2)

せつない話 第2集 (光文社文庫 や 18-2)

せつない話 第2集 (光文社文庫 や 18-2)

作家
山田詠美
有島武郎
出版社
光文社
発売日
2000-06-01
ISBN
9784334730130
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せつない話 第2集 (光文社文庫 や 18-2) / 感想・レビュー

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麦のみのり

最初に余談ですが、読書も疲れぎみだと頭に入ってこないというか、心にしみてこなかったりする。  ここから感想「せつない話」と、ざっくりしたタイトルですが、一つ一つの短編は個人的なものばかり。「自分だけのせつない気持ち」をみんな持っているんだろう。せつないって、英語でなんて言うのかな。擬音だと、「しゅわしゅわ」だな。

2015/10/01

たっきー

山田詠美選のせつない話14編。日本人作家の作品の方が私にはしっくりきた。大人の恋愛のせつなさを感じるものが多い中で、有島武郎の「一房の葡萄」がいい。子どもの頃ってほしいものを自由に買うことができなくって、でも他の子がもっているものがどうしようもなくうらやましく思うことあったもんな。先生の対応が素敵。

2014/02/10

ロロ

山田詠美が選んだ国内/海外それぞれの短篇集。その読み返し。 フランスの作家A.P.マンディアルグ『ダイヤモンド』。この人の作品は他に一冊借りたことがあるのだけれど、とにかく描写が綺麗。この作品では、ユダヤ教徒の宝石商の姿をエキゾチックに描いている。とても幻想的であっという間にその世界観に入り込んでしまう。ちなみに、この作者は毎回同じモチーフで描くことがないという。他、中上健次『残りの花』、カポーティ『誕生日の子どもたち』など、短篇らしい思わずはっとさせられるほど完成度の高い作品が並んでいる。

2013/03/14

鈴木 千春

「ほんのり苦く、ちょっぴり甘い大人の味、14編収録」 「鍵になる言葉は、いつだって、いとおしい不意打ちを、私たちに与えるものだ。」 なじみのない外国の作家も面白く読めた。 宮本輝∥夜桜でちょっぴりホロリ。 理解できない作品もあったけど、短編だからサクサク読めた。 電車移動中の読書に最適!

2023/09/15

にゃんち@雑食系

★3.5。1作目よりは性描写がほとんどなく読みやすかった。確かに「せつない」話もあったが、意味がわからない作品も少なくない。

2022/08/05

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