超・恋・愛 (光文社文庫 お 34-1)
超・恋・愛 (光文社文庫 お 34-1) / 感想・レビュー
skellig@topsy-turvy
凄く透明な、SFの香りも高い短篇集。題名は「とにかく恋愛!恋愛!」というのでなく、「恋愛を超えて」といったようなニュアンスを感じる。どれも面白くてお得感満載だったけど、特に「書くと癒される」「ワンダラー-さすらい人」「踏ミ超エテ」は本当に綺麗な清水のような人と人との関係が描かれていて良かった。「不思議の聖子羊の美少女」はこんなユーモラスなものも書かれるんだ、と笑った。凄いと思ったのは語りの巧みさだけでなく、心を貫く一文たち。「たぶん、人が聖なるものに感応するのは、人の中に聖なるものがあるから」
2013/04/03
ナガサワ
恋愛……?恋愛、か……?初めの3篇はそうかもしれないけど……う~ん。あ、ハイパーな、恋と愛の短編集、か。だからタイトルに中黒が入っているんだな、うん。巻頭の『書くと癒やされる』がいい感じのラヴ・ストーリーだったので、後半は少々読む気分が萎えていたけど。書くって大事だね。今もこうやって感想(かどうか怪しいモンだが)を書いている。読書感想文とはいえ、今の気分や雰囲気や立場にも左右される。それでいいと思う。そのときにそう感じたのだから。
2013/06/05
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