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蜜の眠り (光文社文庫 あ 34-1)

蜜の眠り (光文社文庫 あ 34-1)

蜜の眠り (光文社文庫 あ 34-1)

作家
明智抄
出版社
光文社
発売日
2001-10-01
ISBN
9784334732233
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蜜の眠り (光文社文庫 あ 34-1) / 感想・レビュー

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星落秋風五丈原

アンソロジー。優子はできちゃった結婚である。夫に不満はないけれど12年間片思いしていた祐一への思いも断ち切れない。明智抄「ハンサムウーマン」横森理香「テイスティング」ユリコはこの3年幽霊のカオリに恋人との仲を邪魔されてばかり。今度こそ言ってやるぞと意気ごむが。中村 うさぎ「幽霊」島村洋子「ツインズ」古い洋館に住む美少女理瀬と、兄ではない少年亘と稔と祖母らしい老女。洋館の北側の窓から見える沼の睡蓮の下にはきれいな女の子が埋っていると兄同然に育った少年達が少女に聞かせたのはなぜ?

2001/11/16

MILKy

【売】10年程前に読んだものの再読。昔はそこそこ楽しめたようだけど、今回はまずまず、といった感じ。読解力が落ちたのか😅今回も最も面白かったのが、柴田よしき、化粧!この話だけは覚えていたように思う。次に思ったのが、中村うさぎの、幽霊。これが祥伝社の、ゆきどまりに収録されている、草上仁、誰かいると妙に被った。(ちなみに2002年、世にもにて内山理名と尾野真千子で、無視ゲームという表題で放送されているよう)通して、男女にまつわる10人10篇。ラストの榎本ナリコはラストにはシンドかった。情景描写の連続過ぎた。

2021/03/08

cithara

マンガ家が三人もいることを知り驚く。このタイプの妄想小説の執筆では、マンガを描くように空想を広げることができるからだろうか? 姫野カオルコ「『見かけの速度』の求め方」が印象的。彼女の作品はいつも人をくったようなひねくれたような作風で読んでいるとつらくなるのだが、この作品は短編のせいか抵抗なく読むことができた。私が好きなおとぎ話の体で話が進むからだろうか? 水樹和佳子『二〇〇〇年三月九日』がちょっとした推理小説のようで楽しかった。恩田陸『睡蓮』はこのアンソロジーの趣旨から外れているように思えるのだが...

2014/12/04

なって

「化粧」と「幽霊」はすごくよかったです。あとのストーリーは個人的にイマイチでした。女性は赤ちゃんを産むをいう役目がある。では、閉経したあとは女性としての役目を失ってしまうということだろうか?この問いがすごく心に残っています。老いへの恐怖、いつまでも女性でありたいと思い続ける気持ちの強さ、それが化粧をする根元の欲求になっているのではないかということでした。いつまでも綺麗でありたいものですね。

2014/08/17

MILKy

やっぱぃぃな、こゅイロイロ作者の恋愛アンソロジー。 明智さん、恩田さん、榎本さん以外は面白く読めた。 勿論三者が面白くなぃワケぢゃなぃが、私の読解がきっと至らないのだろう。 ちなみに、三者うち明智さん、榎本さんは漫画家だ、それも関係しているカモしれない。 あとがきまで楽しく読めた◎

2011/09/17

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