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半七捕物帳 3 新装版 (光文社文庫 お 6-18 光文社時代小説文庫)

半七捕物帳 3 新装版 (光文社文庫 お 6-18 光文社時代小説文庫)

半七捕物帳 3 新装版 (光文社文庫 お 6-18 光文社時代小説文庫)

作家
岡本綺堂
出版社
光文社
発売日
2001-11-01
ISBN
9784334732318
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半七捕物帳 3 新装版 (光文社文庫 お 6-18 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー

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k5

相変わらず面白かったんですが、ミステリとしてはネタがなくなってきた感も。隠密を描いた「旅絵師」、因縁ものの「松茸」などが趣向が変わっていて好きでした。あと、最近読んでいた横浜の歴史が鮮やかに描かれている「異人の首」が良いですね。岩亀って前の家の近所だったんですが、遊廓だったんだなあ、としみじみ。

2021/10/25

saga

本巻も14の短編が収められているが、いつもと変わらず読みやすいせいで、とんとん拍子に読了。中でも「松茸」は、丙午生まれを題材にとったものだ。自分も丙午と同学年の早生まれということもあり、前後の学年と比べて生徒数が少ない環境で育ったため、他人事ではなく腑に落ちた。ところで、干支が旧暦・立春を境にするならば、自分も丙午なのかな~?

2022/11/22

sin

基本の処では似たり寄ったりな犯罪が狐狸妖怪の風味づけで俄然興味深く迫ってくる。勿論その背景にはその時代の人間の思惑が存在していることは云うまでもない。そういうことであるならば妖怪とは人間の心の影であるのかもしれない。聞くところによると最近巷では何でも妖怪の仕業が流行っているらしいが、この時代にそうそう妖怪が出るわけでもなかろうからどちらかの思惑が働いていることは想像に難くない。

2014/12/16

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

再読本。宮部さんの『初ものがたり』を読んだ勢いで、1巻から読み返しはじめたら止まらなくなってしまった。「松茸」に『三浦老人昔話』の三浦老人が半七の誕生日祝いの席に来ていて、仲良く話しているところなど読んでいてニヤけてしまう。こういう同じ作者の物語が地続きで繋がっている話は、ファンとしてはうれしいですね。

2016/12/06

佳乃

3冊目の半七親分に関しては、怪異ものが多かった。今ならば面白半分の輩が多い中、その頃は皆が恐れていたんですね。また、悪智恵の働く者も今も昔も変わらないといったところでしょう。そして、昔は遠くへ行くにも多くの時間を使ったんだと思うと、本当に今という時代は便利な世になったものだ。

2016/07/24

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