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半七捕物帳 6 新装版 (光文社文庫 お 6-21 光文社時代小説文庫)

半七捕物帳 6 新装版 (光文社文庫 お 6-21 光文社時代小説文庫)

半七捕物帳 6 新装版 (光文社文庫 お 6-21 光文社時代小説文庫)

作家
岡本綺堂
出版社
光文社
発売日
2001-12-01
ISBN
9784334732462
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半七捕物帳 6 新装版 (光文社文庫 お 6-21 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー

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ムッネニーク

34冊目『時代推理小説 半七捕物帳(六) 新装版』(岡本綺堂 著、2001年12月、光文社) 1917年から1937年まで発表。岡本綺堂が45歳から65歳までの20年間を費やして書き上げた、捕物帳のマスターピース。本書はその最終巻である。「川越次郎兵衛」「廻り燈籠」など、全7話収録。本書の最後を飾る「白蝶怪」は、半七が全く登場しない番外編となっている。約100年前の作品であるが、今読んでもスリリングで面白く、文章も読みやすい。幕末期の江戸の風俗が詳しく描かれている点も興味深い。 「口惜しい」

2022/05/29

aoringo

十代の時に好きだった半七捕物帳。久々に読んでみた。江戸時代の風俗がわかりやすく描かれていてこの時代の生活を堪能できた。自害、心中が多い一方で人々は人情味が溢れていて厳しい中でも助け合いながら生きている、そんな時代。煩わしい制度に縛られている中での半七ら岡っ引の気っ風の良さが伝わってきた。多少読みづらさはあるけれど、まだ未読の作品もあるので楽しみに取っておこう。

2022/08/27

saga

【古書】2022年を締めくくる読了は、本シリーズの最終巻。半七老人を訪ねる新聞記者という設定から、最後はどう締めくくるのか。「川越次郎兵衛」は江戸城の表玄関に入り込んだ不届き者の探索話。ここでも緩んだ幕府の姿が映し出されている。ただ、江戸人の悪洒落も嫌いではない。本巻最終話が、半七の養父・吉五郎の捕物譚というのが意外だった。推理小説としてはネタの枯渇・マンネリ化が致命的。でも、江戸風俗小説としてなら、もっと読みたいシリーズだった。

2022/12/31

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

『半七捕物帳』最終巻。『二人女房』のラストが小粋。最後の『白蝶怪』は半七は登場せず。半七の養父が主人公。そんなに捕物帳を読んでいるわけではないけれど、捕物帳の中でも、半七には素行が悪く、異性関係が派手で、悪い女(獏連女)たちが加害者や加害者側の一味として、よく出てくる印象。岡本綺堂は強い女、悪い女を描くのが好きだったのかしら?

2017/04/20

sin

さあ解題という段で「もうおわかりでしょう」と…みなまでは野暮だと言わんばかりに合いの手が入る。この時代、人は多いが世間が狭い、こじつけのようでいて案外に起こる出来事には係わりが潜んでいるようで、その目の付け所が半七の真骨頂と云ったところか?半七の語りに江戸の人、風俗が目に浮かぶようである。これにて全巻終り、チョン

2014/12/22

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