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戌神はなにを見たか: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫 あ 2-35 鮎川哲也コレクション)

戌神はなにを見たか: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫 あ 2-35 鮎川哲也コレクション)

戌神はなにを見たか: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫 あ 2-35 鮎川哲也コレクション)

作家
鮎川哲也
出版社
光文社
発売日
2001-12-01
ISBN
9784334732479
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戌神はなにを見たか: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫 あ 2-35 鮎川哲也コレクション) / 感想・レビュー

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Kircheis

★★★☆☆ 鬼貫シリーズのアリバイ崩し。 東京で発見された死体は名張で殺されたと考えられた。しかし、被疑者には殺人の時間に伊豆下田にいたというアリバイが。 アリバイがかなり脆弱で簡単に破られる程度だったこと、動機がかなり迂遠だったこと等不満も残るが、サブキャラ達の性格までユーモアを交えてしっかり描かれていて面白い。終盤の霧深い山奥での捕物などサスペンスも盛り上がるし、ページ数も500ページ超の大作で、個人的に結構好きな作品だ。 旅情ミステリとしての側面もあり、名張に行きたくなった。

2023/09/08

HANA

鬼貫警部シリーズ長編。ああ、これは力作。メイントリックはアリバイ崩しなのだが、そのアリバイの確たる証拠となるものに関するトリックについては割と早めに予想が付く。本当に面白いのはそのアリバイを一歩一歩崩していく捜査陣の動きと、崩れた後にあるもう一つのトリック。自分は物証のトリックには気付けたけど、もう一つの方は予想だにしてなかったなあ。こういう心地よい騙され方が、やはりミステリの醍醐味だと思う。舞台に乱歩の生誕地名張を選んだ事や、当時のミステリ界隈のあれこれ等、著者独特の小ネタも楽しめたし。一気読みでした。

2021/11/27

セウテス

鬼貫警部シリーズ第6弾。海野十三に森下雨村、小酒井不木に江戸川乱歩とびっくりする様な大御所らの所縁の地を舞台に、殺人事件の幕が開きます。今では幻となってしまった作家さんの話から、シリーズ恒例アリバイ崩しまで、詰め込みました感は少々在ります。犯人と目される人物にはアリバイが在り、一人また一人と地道な捜査の結果、アリバイが証明されて行く。容疑者は浮かび上がっても、動機は全く掴めない。アナグラムを使った話、殺害方法のトリックも一筋縄では行きません。息つまる犯人との対決を堪能でき、犯人逮捕に溜飲を下げるでしょう。

2015/10/08

ホームズ

シリーズの中では結構厚めでしたね(笑)しかし長さをあまり感じないで読めたので良かった(笑)最初の事件が徐々に忘れ去られてしまった感じの展開になってしまいましたけど(笑)所轄刑事の捜査と丹那刑事の捜査の内容が違い事件のようになっていて(笑)最終的には繋がりますがちょっと最初の事件を忘れてしまった(笑)

2010/11/29

ひで

二転三転して、面白く読了。

2017/03/01

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