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金田一耕助の帰還: 傑作推理小説 (光文社文庫 よ 4-2)

金田一耕助の帰還: 傑作推理小説 (光文社文庫 よ 4-2)

金田一耕助の帰還: 傑作推理小説 (光文社文庫 よ 4-2)

作家
横溝正史
出版社
光文社
発売日
2002-01-01
ISBN
9784334732622
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金田一耕助の帰還: 傑作推理小説 (光文社文庫 よ 4-2) / 感想・レビュー

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かめりあうさぎ

シリーズファンなら絶対に楽しめる一冊!逆にファンではなければ退屈かも?なにせ全編謎解きとしてはかなりあっさりしていますので。本作は、中編と長編の原案的な短編集なので、ファンの私には読み比べるのがとにかく楽しかったです♪『迷路荘~』なんかは、この短編がよくもまぁあんな分厚い長編になったものだと。そしてなんといっても巻末の横溝先生のエッセイが贅沢で素晴らしかったです!

2018/05/06

金吾

○金田一耕助が事件を解決する短編集です。記載されている話は、他の本で読んだものより簡略化されているように感じましたが、逆だったみたいです。「迷路荘の怪人」「支那扇の女」が良かったです。

2023/03/28

hanchyan@だから お早うの朝はくる

のちに中・長編作品として改稿される前のプロトタイプのみを編んだ短編集。それだけに、容疑者が登場したかと思うとあれよあれよと言う間に謎解きがおわるという、どれもこれも実にもったいないはなしばかりだぞ(笑)。いかにもヤバそげな発端・陰惨な死体のおどろおどろしさや驚きのある謎解きは健在で、むしろだからこそかえって喰い足りないという(笑)。エッセイ「金田一耕助誕生記」では、“野村胡堂の通夜で金田一京助先生と同席したが乱歩が具合悪くて挨拶しそびれた”って、もはや歴史の一幕だよ(笑)。いろいろ面白かった。

2015/05/17

黒猫

やっぱりいい。すごーくいい。この横溝ワールドは誰にも真似できないもの。本作品は横溝正史の金田一シリーズとは別に、短編集です。最後の迷路荘の怪人だけ、迷路荘の惨劇として、別に文庫化されてます。横溝正史さんを知りたい人には短編集から入るのもいいかもです。そして、この作品には横溝正史さんファンとして取って置きのオマケが。いや、このオマケこそもっとも横溝さんを詳しく知ることが出来るでしょう。それは、金田一耕助という人物が誕生した秘話が作者の回顧録として載っているのです。横溝さんの人柄を知ることができます。ぜひ!

2016/01/20

みみずく

金田一耕助シリーズの短編の中で後に長編に改稿されたものが収録。長編版既読のものの元になった短編は、凝縮されたダイジェストのように思いながら読んだ。長編版未読のものはこの作品がどんな風に変わるのか気になり中でも「支那扇の女」が読みたいと思った。巻末の「金田一耕助誕生記」には外見のモデルや、名前のモデルの金田一京助先生とのエピソードが書かれていた。「乱歩がもっとけしかけてくれたら良かったのに」とサラッと江戸川乱歩まで登場し(しかもちょっと八つ当たりっぽい?!...笑)二人の交際の一端がうかがえて興味深かった。

2014/03/10

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