孕む―傑作小説 (光文社文庫 く 9-2)
孕む―傑作小説 (光文社文庫 く 9-2) / 感想・レビュー
5〇5
「なんだろ、日常の異化が上手いなあって印象ね」 「ホラーとの境界があいまいなSF、不条理、サイコ、幻想なものまで含んでの異形世界と言えるんじゃないかな」 「作品の多くが、テーマ・アンソロジー『異形コレクション』収録作だものね」 「ホラー親和性が良いってわけだね」
2022/05/29
みどり
森の描写やごはんの描写が素敵。「献身」は私のなかで言語化することのできなかった恋愛の、愛のひとつの形を象徴的に描いていた。同じ夜に観た映画『失楽園(1997)』にも通じること。何も失うつもりはなく、すべてを得るために、損なわれる人たち。そういうこともなきゃ恋愛小説なんて生まれないけど。女の他として生きずらくなっちゃうとわかっているけど憧れちゃうなあ。
2019/10/16
患者
女性が絡むホラー小説。時々女性ならではの感覚があって、はっとさせられました。
2011/04/08
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