探偵くるみ嬢の事件簿 (光文社文庫 あ 33-2)
探偵くるみ嬢の事件簿 (光文社文庫 あ 33-2) / 感想・レビュー
セウテス
【ソープ探偵くるみ嬢シリーズ】第1弾。と言っても、本作しか発行されていない。北海道来内別という架空の街で、家族風呂ガルボで働くくるみ嬢が、彼女の人としての魅力と共に謎を解く7作の短編集。ハードボイルド作品の作者にしては珍しい、知的でエロい心暖まる物語。人情味に溢れユーモアな会話、個性的な登場人物と、物語の背景に雄大かつ厳しくも優しくもある北海道の大地が、しっかりと描かれているのが響いてくる。ミステリとして殺人事件で軽いのりなのは兎も角、王道の謎解きである事は嬉しい。1993年の作品、という事も意外に驚く。
2021/04/09
Carlos
風俗嬢の探偵物語。手に取ったときは設定が分からず。サラッと読破。
2021/09/12
こう
街の衰退を食い止めるべく、全てに目をつむりピンク街として発展していく北海道、来内別市(架空都市)。そこにやって来たのは人気風俗嬢の岸本くるみ。彼女が事件を解決していくわけど、正直言ってミステリとしてはイマイチ。だけど、緩くてくだらなくて面白かった。主人公が風俗嬢なだけあってちょいエロ(笑)。でもイヤな感じはしなかったです。くるみはいい女だと思いました。
2017/11/07
Ken D Takahashi
舞台は道北の歓楽都市で原生林の中に突如現れたピンク街である来内別という架空の街です。歓楽街の「家族風呂」所謂ソープランドに勤める岸本くるみ嬢が街中で起こる事件を解決して行きます。短編集なので読みやすく、ミステリーも複雑てはないので楽しめます。東さんの作品は「探偵はバーにいる」シリーズしか読んだことが無いのですが、妙に新鮮で良かった。
2017/12/06
sarie
人気風俗嬢・岸本くるみが事件を解決していく短編7話。 うーん・・・・。この手の短編は結構あるので、特別面白かった!という感じではなく物足りない感じでした。
2016/01/16
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