北海道・幽霊列車殺人号 (光文社文庫 つ 1-34)
北海道・幽霊列車殺人号 (光文社文庫 つ 1-34) / 感想・レビュー
紫
鉄道モノのトラベルミステリかと思いきや、過疎地の廃駅を再利用したペンションが舞台の館モノ。軽妙な筆運びやムダのない展開の、辻真先先生御年七十歳の著作(!)であります。中学校時代の同級生の轢死の真相を調べるためにペンションに集まった鉄道研究会のOB&OG。過去の事件を検討するうちに終盤になって殺人事件も起こるのですが、発生から解決まで20ページ足らずの超スピード解決にびっくり。本格ミステリとしてはシンプルなものの、シリーズモノだという先入観で読んでいると思いきり足元を掬われます。星3つ。
2016/09/13
三井寿里
時刻表ミステリーかと思ったら違いました。鉄道好きはもとより、廃線がお好きな方にも刺さると思います。
2022/01/21
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