台風娘 (光文社文庫 う 13-3)
台風娘 (光文社文庫 う 13-3) / 感想・レビュー
YO)))
台風のような、ではなく、台風そのものの女の子、との、一過性の恋の物語。神話的と言うにはポップなノリだし、ヒロインの可愛いらしさを軸にした極めてキャラクタ・ドリヴンな作品だし、「ポケベル世代のラノベ」とも言えそう(表紙絵を変えてメディアワークス文庫辺りから出したらいいかも?)。終盤に至って物語の導線が混乱を来すのは、薄井氏の悪癖じみた定石だけれど、それでも「すべては渦の運動で成り立っている」というテーマの遠心力の内には辛うじて収まっていて、氏の作品の中ではまとまりがある方だと思う(というファンの論理)
2012/06/22
茶々太郎
少し芦原すなおとか池上栄一あたりを思い出させるテーマながら、いまいち。おそらく長いのだな。もっとシンプルに展開した方が好ましい。裏表紙のあらすじを読む限りでは期待していたんだけどなあ。
2012/09/08
A'
薄井さんの小説は、時折無性に読みたくなる。淡々として、現実というものの境目がすっと薄くなりそうな。今回の話もとてもすてきだった。哲学的ですらある。そういえば、うすいさんの名前も「雨水」と書くと天気の文字が入ってますね。
2011/08/07
HoppyMojo
台風がくると、読んだことを思い出すなぁ。 もう1回読むか。
2013/09/16
みしぇる
かわいい作品。 台風娘に恋をしたら大変。振り回されちゃう。 と思っていたら、おじいさんが出てきて、ちょっと興ざめ。
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